私は2年前の2017年7月、偶然フリースタイルダンジョンが2代目に代わって最初のRECの観覧に行くことが出来たのですが、初めてFORKのラップを見た時鳥肌が立ったのを今でも覚えています。

その時の私はフリースタイルダンジョンにもラップにも全然興味がなかったのですが、友達に「無料で参加できるから一緒に行こう」と誘われて行ったそのRECでFORKを見てラップもフリースタイルダンジョンも好きになりました。

FORKは「ライムセイバー」「ライム至上主義」を名乗っている通り、徹底的に韻にこだわったラップをします。

とにかく押韻を極めたFORKの超絶ライミング集を今回は紹介していこうと思います!

フリースタイルダンジョンでの超絶ライム集

①vs NAIKA MC

2017年冬に放送された回で、NAIKA MCがTK da 黒ぶちと崇勲で『パンチラインフェチズ』というチームを結成し、3人でチャレンジャーとしてフリースタイルダンジョンに殴り込みにました。

その時に隠れモンスターとして参上したのがFORKでした。

1stバトルを勝ち抜いた『パンチラインフェチズ』は、2ndバトルの1on1でNAIKA MCを送り出し、隠れモンスターのFORKと激突しました。

FORK vs NAIKA MC

このバトルはフリースタイルダンジョン史上でも指折りの名バトルだと言えるくらいにバッチバチでした。

全く韻を踏まないNAIKA MCに対して「韻を踏むのはマナーだ」と主張し、さらに韻を踏まないラップでも勝ててしまう今のシーンに対して言い放ったラインがこちらです。

「浮足立つな。あくまでも等身大 そういう言葉にしか俺は応答しない。お前のスタイルが王道になっちまうんだったら今後バトルの熱は相当冷める それが正義だというHIPHOPシーンなら俺は抜いた刀をそーっと収めるよ

等身大応答しない

応答王道相当そーっと

バチバチ韻を踏んでいるのに意味も掛かっていて、さらに一つの文になってるって…正直これが即興かどうかは怪しいところですが、即興にせよネタにせよここまでハイレベルな韻を踏めるラッパーは今までにいませんでした。

②vs SURRY

2代目モンスターに総入れ替えして初めてのRECで登場したSURRYが、ACEと裂固を撃破して3人目に現れたFORKと対戦しました。

前の裂固戦でクリティカル勝利しレベルの高さを見せつけたSURRYですが、FORKの超絶ライミングとレジェンドから「韻とは何たるか」を説かれて敗れました。

FORKの韻のレベルが異次元過ぎて、とてもじゃないが即興で踏んでいるとは思えません…。仮に仕込んだネタだったとしても即興で踏んだかのように見せるのがめちゃくちゃ上手いため、そこもライミングセンスの一つなのかなと思います。

FORK vs SURRY

SURRY戦での超絶ライミング
SURRY「所詮FORKのラップなどこの辺じゃみこすりで終わっちまう」→FORK「みこすり?じゃねえよ 俺がラップすればここは火の海だ。火曜の夜は俺のラップ聴いてシコる日だ。火曜の夜は眠らせない お前は帰れ手ぶらでな。お前が貰えるのは交通費だけ お前が悪いわけじゃねえ お前にとってそういう日だぜ」

みこすり火の海シコる日

眠らせない手ぶらでな

交通費だけそういう日

これはラップをあまり知らない人が聞いても、間違いなく韻を踏んでいることに気が付きません。まさにFORKの伝家の宝刀である「文字起こしして後から気が付く韻」ですね。私はこの試合を収録現場で生で見ていたのですが、あとからオンエアを見て「うっそ、こんなに踏んでたんだ…」と驚愕しました。

③vs MC KUREI

2017年10月頃に放送されたFORK vs MC KUREI戦も鳥肌モノでした。この頃はFORKがあまりにも強くて4人目のラスボス前の砦を任されていたのですが、チャレンジャーたちがすぐに負けるのであまりFORKの試合が見れなかった時期ですね。

しかし、FORKの熱狂的な支持者でFORKを見てラップを始めたというMC KUREIが対戦を熱望したため、裂固を倒した次の2人目でFORKが登場しました。

FORK vs MC KUREI

「次はどんな韻を踏むんだろう…」と誰もが大きな期待を寄せ、ハードルがめちゃくちゃ上がってしまったFORKですが、そのハードルを越える超絶ライムがバンバン飛び出しましたね!

MC KUREI戦での超絶ライム
「韻を踏みすぎるのも考えものだな 本当の価値観分かんねえもんだ。俺の中では足し算は終わって引き算は始まっている ビギナーには到底理解できねえ価値観だ」

考えものだ分かんねえもんだ

価値観足し算価値観

引き算ビギナー

 

ヤバくないですか?これは文字起こして後から気づくどころか、文字起こしして注意深く読んでいかないと気づきません。

しかもFORKさんのカッコいいところですが、韻を全然強調しないのでなお気が付きません。

④vs D96

2017年秋~冬にかけての次期ですが、2代目モンスターが強すぎてチャレンジャーが1人抜きで限界だったため、なかなかFORKの出番がありませんでした。

前回のMC KUREI戦からおよそ2ヵ月後の放送で登場したFORKは、D96と対戦しました。

FORK vs D96

ここまでFORKのワンサイドゲームだと、D96が可哀想に見えてしまいます。

D96戦での超絶ライミング
「全く入って来ねえよコイツの 客は棒立ち まるでカカシ 見てるとなんだか俺の方まで悲しい お前はまだまだ剥けてないサナギ より中身 人は 見据える高み ヘッズは興奮して前屈みだよ 見た目じゃねえ俺は中身がオリジナル 俺が勝ってまた深夜2時になるぜ」

カカシ悲しいサナギ中身高み前屈み

オリジナル2時になる

 

踏みすぎ…。「形より中身」「人は鏡」「見据える高み」って選ぶワードも内容もカッコよすぎるし。そりゃ興奮して前屈みになりますわ

⑤vs 9for

2018年夏ごろに放送された回のFORKvs9forもFORKのライミングが光りました。この戦いでもFORKの即興・比喩・文脈維持・数の暴力と全ての要素が詰まった韻が炸裂しましたが、少しだけ昔のスタイルの色を帯びていてダンジョンでは逆に新鮮さを感じました。

FORK vs 9for

9for「横浜西口の磯丸水産から楽しそうに出てきたな 背中を追うMCってのは背後にはちゃんと気を付けろよ」→FORK「ちゃんと気を付けるよ。こういうストーカーがいるもんな 落ちていくストーナーみたいな感じだぜ もしくはライムを売りさばくブローカーみたいな感じ 種を植えて日光浴びてグローアップするぜ。摘み取ったコンプラ(シャブ) よりもヤバいぜこれはまだジャブ コンプラ(シャブ)よりも危ねえバトル まるでマングースとハブ 俺がスタメンならお前はサブ 俺がハーレーならお前はカブ

ストーカーストーナーブローカーグローアップ

シャブジャブバトルハブサブカブ

 

韻を踏みまくっているのも凄いのですが、「みたいな感じだぜ」「もしくは~」という言葉をはさんで韻を畳みかけるところは2006年にUMB優勝したころのスタイルに似ていて、昔のFORKと最近のFORKが融合したみたいな感じでダンジョンでは新鮮さを感じました。

また、比喩ライムもFORKお得意の技ですね!「俺とお前との格の違い」を示すために「マングースとハブ」「スタメンとサブ」「ハーレーとカブ」を即興で引き出しています。

⑥ vs ミステリオ

第3ラウンドまでもつれた末にミステリオが勝利した試合ですが、1ラウンド目でFORKの圧勝だという声は少なくありません。

この試合で改めて思ったことは、FORKはラップが上手いだけではなく「上手いことを言う」んですよね…。前髪を気にしまくっているミステリオに「前髪を気にしてラップしてる奴の前に神は降りない」とか…ナンデスカソレ!

FORK vs ミステリオ

ミステリオ戦での超絶ライミング
「まずカッコいいかどうか その先のユーモア やめてくれこの場所でダッセェことすんのは
「何度も言わせんな だせぇサンプリングはただのパクり お前はハプニングが起きても対応できていない 前髪を気にしてラップしてる奴の前に神は降りないことが実証されたな

ユーモアすんのは

サンプリングハプニング

前髪前に神

 

FORKってぶっちゃけ仕込んだライムが多いのですが、半分くらいは即興で韻を踏んでいますし、その精度はめちゃくちゃ高いです。

ミステリオがFORKの真似しておちょくってきたのと、言葉がつっかえて出てこなかったのに対して「サンプリング」「ハプニング」でカウンターを食らわせたところとか。さすが押韻対決で2006年に日本の頂点に立ったレジェンドです。

最後に

いかがでしたでしょうか?

本当は6選ではなく20選くらい出したいのですが、あまりにも長くなりすぎるのでこれくらいにしておきます。汗

FORKのラップで鳥肌が立つことは多いので、これから先もダンジョンで活躍し続けてほしいですね!