今回は4年間放送されてきた『フリースタイルダンジョン』で、特に心が震えた名バトルを10個厳選して紹介していきます!

この記事は、ラップのMCバトルが「ただの口げんか」だと思っている人に見てほしい記事で、これを見れば一瞬でMCバトルの魅力に憑りつかれるかも。。?

そんな名バトルをぜひ最後までご覧ください!(※ランキングではありません)

① 裂固 vs T-PABLOW

初代モンスター若手枠であるT-PABLOWと、のちに2代目モンスターの若手枠を担う裂固の新旧モンスター対決が行われた試合です。

若手のトップレベルを走る2人の異次元過ぎる“ラップスキル対決”がものすごく痺れます。

T-PABLOWが超人的なフロウを見せると、裂固が負けじと食らいついていく。これぞまさに「ラップ対決」という感じがしますね!

この時はT-PABLOWの方がフロウ・ライミングの両方で上回っていたのと、裂固はダンジョン慣れしていなく緊張でガチガチになっていた感じがしました。

② NAIKA MC vs 般若

ナイカと般若の試合は、フリースタイルダンジョン史上トップ3に入るくらいの熱のこもった試合でした。

TKがまさかのR-指定を撃破するという波乱の展開からの、ラスボス般若戦。この時はまだ般若を倒して完全制覇したチャレンジャーがいなかったため、ナイカが金字塔を打ち立てようと本気モード全開でぶつかりました。

この試合は1ラウンド目と2ラウンド目が「2対3」で票が割れながらそれぞれが勝利し、第3ラウンドまでもつれる激闘になりました。

ROUND1

ROUND2

ROUND3

般若の「俺は仲間なんかいなくたっていい 死んでもラップする骸骨になっても」というパンチラインが審査員と観客全員の心に刺さり、最終的に般若がクリティカルヒットでNAIKA MCに勝利しました。

負けても全力を出し切ったNAIKA MCを、般若が讃えて腕を上げているところは見ていて涙が出そうになります。

③ 晋平太 vs 漢 aka GAMI

私が個人的に一番痺れた試合は、この晋平太vs漢です。

お互い因縁があり、特に漢は晋平太の過去の裏切り行為(詳しくは知りません)に憎しみを抱いていました。

本来なら共演NG同士のこの二人がマイクを握って対面し、腹に溜め込んでいた憎しみをぶつけ合いました。

ROUND1

ROUND2

ROUND3

ただ恨みをぶつけ合うだけじゃなく、ちゃんと韻を踏んでラップを忘れないところがこの2人の凄いところですね。。

3ラウンドまでもつれてお互い言いたいことをぶつけ終わった後、握手して和解しました。

④ 晋平太 vs R-指定

R-指定がUMBを初優勝する前の2011年、UMBの1回戦でこの二人が当たっていました。結果は晋平太の勝利でしたが、延長戦を2回するほどの熱戦を繰り広げUMB2連覇した晋平太が「(強いから)もうRとはやりたくない」と思ったそうです。

翌年の2012年~14年までR-指定がUMBを3連覇し、R-指定と晋平太はバトル界の2台巨頭となりました。

UMB2010・11を2連覇した晋平太と、UMB2012~14を3連覇したR-指定との2度目の直接対決が、このフリースタイルダンジョンのステージで行われました。激熱です。

ROUND1

ROUND2

ROUND3

1人目のモンスター・サイプレス上野が渡した菊の花を晋平太が蹴っ飛ばしたことを取り上げて、「菊」「牡丹」「バラ」「桜」「スジ」「梔子」と植物の名前で踏んでいくR-指定はもう天才すぎるし、それに対して次のバースで全小節同じ母音で踏む晋平太も神がかっていました。

まさにバトル界の最強同士の対決は本当に鳥肌が立ちました。

⑤ TK da 黒ぶち vs R-指定

TK da 黒ぶち、崇勲、NAIKA MCの3人で結成した『パンチラインフェチズ』が4thステージまで勝ち上がり、R-指定とTK da 黒ぶちの一騎打ちとなりました。

TKはバトルが強いことで有名ですが、それでもR-指定に勝てるとは正直誰も思っていなかったと思います。しかもこんなに殺気立っているR-指定を倒したラッパーは過去数年存在しませんでした。

それをTKは真っ向からぶつかり、1ラウンド目からポイントを勝ち取ります。

ROUND1 (3対2 TK)

ROUND2 (3対2 R-指定)

ROUND3 (3対2 TK)

R-指定が強いのは相変わらずですが、このときのTKは本当に強かった。。ライミング・フロウ・アンサー・バイブスでR-指定に負けず食らいつき、熱意で会場の雰囲気を引き寄せた試合でした。

⑥ 呂布カルマ vs R-指定 (1回目)

これもバトルヘッズの間では語り継がれる試合の一つですね。

現在は2代目モンスターとして無敵な存在を誇っている呂布カルマが、初めてチャレンジャーとしてフリースタイルダンジョンに参戦した時、4人目に現れたモンスターがR-指定でした。

漢、T-PABLOW、DOTAMAをテンポよく倒していった呂布カルマに、会場はラスボス戦まで行くんじゃないか?という期待を寄せましたが、えげつない殺気をまとったR-指定が強すぎて改めて「R-指定の壁」を感じさせる試合となりました。

ROUND1 (4対1 R-指定)

ROUND2 (クリティカル R-指定)

あの呂布カルマがバトル中に「コイツ強い。もうダメだ」とサレンダーするというこれまでにない結末になりました。この試合は永遠に語り継がれる伝説となりそうです。

⑦ 歩歩 vs 輪入道

これはフリースタイルダンジョン史上最もエンターテインメント性に富んだ試合だと断言できます。

元々おもしろい歩歩と、エンタメ精神豊富な輪入道による「客盛り上げ対決」が熱いです。

初っ端にマイクをぶっ壊す歩歩と、走り回ったりブレイクダンス(?)を突然始める輪入道…一言で表すと『カオス』です。笑

バトル前の空気ウェイヨー対決でマイクぶっ壊す歩歩

ROUND1 (4対1 輪入道)

ROUND2 (4対1 輪入道)

ラップ以外のことをやりながらも、即興で韻踏みながらラップしていくこの2人のレベルは段違いといえます。(特に輪入道)
永遠に観て痛い試合ですが、2ラウンド目に歩歩のスタミナが切れ輪入道の勝利となりました。

⑧ Peko vs 般若

「強すぎて誰も制覇できない」と言われていた2代目モンスターに、チャレンジャースピリットで風穴を開けたのがPekoです。2代目モンスターに変わってから初のラスボス戦は、涙が出てくるほどに熱い試合になりました。

ROUND1 (3対2 Peko)

ROUND2 (3対2 般若)

ROUND3 (4対1 般若)

Pekoの強いところは熱量やバイブスももちろんあるのですが、相手が踏んだ韻を即興で踏み返すことが出来るライミングスキルにあると私は思っています。ありったけの熱量をこめて韻を踏むため、お客さんが沸きやすいのです。

あと、ここまで純粋なチャレンジャースピリットだと思わずPekoを応援したくなってしまいますよね。

⑨ FORK vs R-指定

2代目モンスターに変わってから1年近く経とうとするタイミングで初代モンスターが「喝入れ」としてダンジョンに参戦してきましたね。

そこで行われたFORK vs R-指定というドリームマッチが実現し、バトルヘッズを興奮させました。

初代モンスターの大黒柱だったR-指定と、2代目モンスターの大黒柱であるFORKは、期待を上回る超ハイレベルな試合になりました。

ROUND1 (3対2 FORK)

ROUND2 (4対1 R-指定)

ROUND3 (クリティカル R-指定)

ライムと駄洒落のくだりから「ついでに今飛んでった布団も取って来い」と完璧なオチを付けるFORKに対し、R-指定の「そんくらい本気でやってくれねえとアンちゃん 死角からボンッ!グレネードランチャー」と上手すぎるライミングで応戦するR-指定のやり合いは鳥肌モノですね。

3ラウンド目の最後の宇多田ヒカルネタが最高すぎて私はFORKの勝利かと思いましたが、即興で的確なカウンターを重ねていったR-指定に最後は軍配が上がりました。

お互い一時代を築き、モンスターの大黒柱を担った者同士のバトルはHIPHOP史に残る名バトルになりました。

⑩ R-指定 vs 般若

フリースタイルダンジョンの名バトルでこの試合を取り上げないわけにはいかないでしょう。

この試合に泣いた人は大勢いると思います。

2019年5月始めの放送で、3年半ラスボスを務めてきた般若が、ラスボスを降りMCバトルも引退すると発表しました。そしてその引退試合の相手として指名したのが新ラスボスに就任が決定していたR-指定でした。

4人目の砦だったR-指定とラスボス般若は、勝ち上がってきた強敵チャレンジャーを食い止めるモンスターコンビとして2年間にわたり共闘してきました。

そんな2人のリスペクトと感謝溢れるバトルは間違いなくフリースタイルダンジョンNO.1の名バトルだったでしょう。

ROUND1 (5対0 般若)

ROUND2 (5対0 R-指定)

ROUND3 (勝敗つけず)

いかがだったでしょうか?
この10試合以外にも名バトルはたくさんありますが、私が選んだベスト10はこの10試合でした。

ラスボスがR-指定に変わり、モンスターもそろそろ一新しそうな空気感があるので、今後さらに燃え上がるバトルが出てくることに期待しましょう!