今年(2019年)の6月にレアル・マドリードへの移籍が決まった久保建英選手が、本日スペイン1部の「マジョルカ」というクラブへレンタル移籍することが決まりました。

レアル・マドリードといえば、FCバルセロナとともに世界NO.1を争うクラブとして有名で、そのBチーム(2軍)への配属が決定していた久保くんですが、なぜ急にまた移籍することになってしまったのでしょうか?

移籍が続いたため「やっぱりレアルでは戦力外なのかな…」と心配している世間の声が多数上がったので、マジョルカへレンタル移籍することになった本当の理由について述べていきます!

あくまで“レンタル”移籍

レンタル移籍とは?

ここが紛らわしい点ではあるのですが、今回の久保くんの移籍は「レンタル(期限付き)移籍」です。レンタル移籍とは、チームとの契約を残したまま期限付きで他にチームに移籍することであり、つまりレアルがマジョルカに一定期間久保くんを貸し出しているということです。

じゃあ久保くんはレアルの選手のままなの?といわれるとそうではなく、レンタル期間中は完全にマジョルカの選手になります。

いつまで?マジョルカに在籍する期間

レアルとマジョルカの間の契約では、2020年6月30日まで久保建英選手をレンタル移籍することになっています。およそ10ヵ月間の1シーズンですね。

ということは、来年7月にはレアル・マドリードへ戻ってくるということになるでしょう。(新たな契約が結ばれない限り)

戦力外で追い出されたわけじゃない!

海外でプレーする日本人選手が移籍する理由の多くが「試合に出れない(つまり戦力外)」であることから、久保くんも心配されておりました。しかし、レアルへの移籍が発表されてからこの3ヵ月間、アピールできていなかったのか?と言われれば、めちゃくちゃ出来ていました。

7月下旬の北米ツアーで実力を見せつけた

まず、7月下旬に行われた北米ツアー(インターナショナル・チャンピオンズカップ2019)でアトレチコやバイエルン、ユベントスなど世界のトップクラスのクラブが集う大会に久保くんが召集されました。

そして、名門バイエルン・ミュンヘン戦でデビューを果たしたのですが、Bチームの中でも期待されている選手しかトップチームの試合に出せてもらえません。

久保くんは試合に出ただけではなく、積極的にシュートに放ち得点に絡むなどトップチームの中でも十分戦力として機能していたと言えます。ドリブルやスルーパスなどもバイエルンやアトレチコ相手に通用していました。

FC東京でプレーしていたころの久保くんは体格の大きいプロを相手にフィジカル面で苦戦していたので、誰もがレアルのトップチームでの試合に対して不安視していたと思います。

しかし、そんな不安を覆すような活躍をしっかりと見せてくれました。

 

アウディカップ2019でも活躍した

7月30日、31日にドイツ・ミュンヘンで開催された「アウディカップ2019」にも久保くんは召集され、トップチームでプレーしました。

そして準決勝のトッテナム戦に後半から出場しました。トッテナムは今年のUCL(ヨーロッパチャンピオンズリーグ)でドルトムントやマンチェスターシティを下して準優勝した名門クラブですが、そんな強敵相手に10分間で3本のシュートを放つ活躍を見せました。

レアルは準決勝でトッテナムに敗れましたが、3位決定戦のフェネルバフチェ戦で久保くんはまたも後半で出場しました。20分ほどしか出られなかったものの決定的なシュートを放つ活躍を見せ、スペインのスポーツ紙は久保くんを大絶賛しました。

Bチームにいる大勢のチームメイトを差し置いてトップチームに召集されるだけでもすごいのに、バイエルンやアトレチコ、トッテナムなどの世界トップレベル相手の試合に出場し、しっかりと爪痕を残すという…。過大評価でもなんでもなく、久保くんは期待以上の実力を発揮したと言えます。

そのため、久保くんがここ3ヵ月間で結果を残せず、戦力外で移籍した可能性はゼロに近いでしょう。

レアルの「久保建英育成計画」

ペレス会長とジダン監督

トップチームで存在感を発揮することができたため、誰もがBチームでも目立った活躍をしてくれると期待していましたが、なぜまた移籍となってしまったのでしょうか?レアルとしても戦力になる久保くんを試合で使いたいはずです。

しかし、レアルがマジョルカに久保くんレンタル移籍した理由は、1部リーグで修行させるためだと言われています。

レアルBチームは現在2部Bリーグ(日本でいう3部リーグ)で、決してレベルが低いわけではありませんが1部リーグに比べれば確実に劣ります。Bチームで育てつつレアルサッカーに馴染ませるという選択肢ももちろんあったのですが、よりハイレベルな1部リーグで徹底的に鍛え上げた方が久保くんが成長すると判断したのです。

今レアルのトップチームに昇格させるのはさすがに厳しいが、マジョルカであれば久保くんが試合に出れて、かつ1部リーグの厳しい環境でレベルの底上げが出来ます。

そして2020年6月30日にマジョルカへのレンタルを終え、レアルに戻ってきたときにトップチームに加われるようにしよう…というのがレアル幹部による「久保建英育成会計画」です。

結論「ポテンシャル高すぎて」移籍することになった

レアルBチームに配属し2部Bリーグで育てるというのが当初の育成計画でしたが、久保くんがここ1ヵ月で予想を大きく上回る活躍を見せたため、「レベルの高い1部リーグで鍛え上げた方が絶対に良い」と判断し、マジョルカへ貸し出したのです。

なので、結論久保くんがマジョルカへレンタル移籍した理由は「ポテンシャルが高すぎたからです。

 

いかがでしたか?

早ければ来年の2020-21シーズンにはレアルのトップチームに昇格される可能性がありそうな気がしてきますね。そのためにはまずレンタル移籍先のマジョルカで今シーズン活躍することを祈るばかりです!