本日(8月23日)、韓国が日本とのGSOMIA(軍事情報包括保護協定)を破棄する決定を下し、改めて日韓関係の悪化が表面化しました。

GSOMIAとは提携した国同士が軍事的な機密情報を共有する協定のことですが、日韓両国の安全保障を高めるのに非常に重要な協定としてアメリカをはじめ諸外国も締結を後押ししていました。

竹島、徴用工、レーダー照射など日本と韓国はここ数年だけでも数々のトラブルを起こし、現在は戦後最悪の関係性とまで言われています。

日本と韓国はなぜ今も悪化しているのでしょうか?「大元の原因」と「現状の問題」

なぜ?日韓関係悪化の「大元の原因」

「大元の原因」は戦時中の日本の蛮行

日韓関係悪化の「大元の原因」は、戦時中に日本が韓国に対して行った酷い仕打ちであることは間違いありません。

1910年に締結した「日韓併合(韓国併合)」により朝鮮半島(今の韓国と北朝鮮)を日本の領土とし、1945年の終戦まで支配し続けました。

この35年間で日本は朝鮮人たちに対して創氏改名(日本名に改名させること)や日本本土への強制徴用、慰安婦の徴発など、人権や人としての尊厳を踏みにじるような蛮行を平然と行ってきたのです。

諸説ありますが、これらがもし真実であれば日本が韓国や北朝鮮に強い憎しみを持たれることには納得がいきます。

「謝罪」や「金銭的償い」は既に完了している

1945年、終戦とともに併合も解かれて元の国同士に戻りました。そして、終戦20年後の1965年に締結された日韓基本条約により、戦時中に日本が奪った財産や文化財などの現物の返還に加え、11億ドルの賠償金を韓国復興のための「経済協力金」として支払いました。

この11億ドルは、当時の韓国の国家予算の2倍にあたる金額でした。

現物返還によって可能な限り元通りにし、さらに11億ドルの賠償金を支払ったことで日本側としては完全に「金銭的償い」を完了したとしています。

また、日本の「戦争謝罪」は、記録されているもので1970年代から現在にかけて、当時の首相や天皇陛下から度々公的に行われています。

Wikipedia 日本の戦争謝罪発言一覧

反日は政治だけ?韓国国民はさほど反日ではない

日本と韓国が外交的に上手くいっていないことは火を見るよりも明らかで、どちらかと言えば韓国の方が日本に強い憎しみをもってトラブルを起こしているように見えます。(竹島、徴用工、レーダー照射など)

しかし、韓国国民のほとんどが反日かといえばそうではなく、ここ最近は韓国の若者の間で「親日」が広まっているため二分しているといいます。

韓国では日本製品不買運動や反日デモが度々起きていますが、参加しているのは今の韓国政府に長年影響を受け続けてきた40代以上が中心で、30代以下の若者はあまり参加していません。

それどころか、日本の食やアニメなどの文化を評価する声や、「親切な人が多い」などの人柄に対する好感度も高く、日本に対して好印象を持つ韓国国民も増えてきています。

つまるところ、現在日韓関係が悪いのは実のところ政治だけの話であり、執拗な嫌悪感を抱いている国民もお互い40代以上が多くの割合を占めているということです。

日韓関係の「現状の問題」は韓国政府にあると言わざるを得ない

日韓関係が悪化しているのはあくまでも政治だけであるということをお伝えしてきましたが、では日本政府と韓国政府で現在どのような状況かというと。。

 

韓国政府「日本よ、戦時中の蛮行を謝れ。そして償え」

日本政府「いやもう何度も謝ってるし、賠償金はもう払った」

韓国政府「全然足りない。もっと償え」

日本政府「既に償いは完了している。(これ以上はキリがないし、言いなりになるだけだから相手にしないでおこう)」

韓国政府「じゃあ何しても文句言えないな?(竹島占領、レーダー照射、GSOMIA破棄)」

日本政府「誠に遺憾」

韓国政府「謝らない日本が悪い。償わない日本が悪い。」

 

これの堂々巡りという感じです。

日本としては1965年の日韓基本条約で支払った11億ドルで金銭的補償は完了したと解釈しており、謝罪に関しては50年ほど定期的に首相や天皇陛下が公的にしています。

それに対して韓国側が納得しておらず、未だに要求し続けているわけです。

 

しかし、韓国側が納得いかないという気持ちも理解はできます。その理由は、日韓基本条約では当初22億ドルの賠償金を日本に要求していたからです。

日本が最終的に支払った11億ドルは当時の韓国の国家予算の2倍にあたる巨額ですが、「要求していた半分の額しか貰えなかった」という印象を持ち、それが不満に繋がっている可能性はあります。

また、韓国という“国”に対して賠償金を払ったり謝罪はしてきたものの、実際に慰安婦や強制労働に徴発された本人たちに対しては、直接的な償いはほとんど出来ていません。いくら国同士で金銭のやり取りをしても、実際にひどい目にあった人たちの怒りが収まらないのは理解が出来ます。

 

とはいえ、実際に被害にあった韓国人全員に償うのはどう考えても不可能だし、「11憶ドル」という賠償金額はお互いが妥協して決めた金額なので韓国側も納得して条約を締結したはずです。

そのため、50年以上が経った現在も根に持って謝罪や補償を要求し続けるのは「ワガママ」と言わざるを得ません。もちろん、実際に被害に遭われた韓国国民のお気持ちをないがしろにするわけではありませんし、未来永劫戦時中の蛮行に対する反省を忘れてはなりません。

 

しかし、結論として言えるのは、現在日韓関係の悪化が収まるどころか酷くなっているのは、韓国政府の「ワガママ」であり、戦時中のことを持ち出して「日本に何をしてもよい」と思っているからであるということです。

どうすれば日韓関係は良くなる?

ではどうすれば日韓関係が良くなるか?というと、結論「現在の韓国政府に仲直りを期待するのは無駄」という回答になります。

仮に日本がもう一度巨額な賠償金を払ったり、謝罪すればいいのかというとそうではありません。

いくら謝罪しても、いくら賠償金を払っても韓国政府は「まだ足りない」といって永遠に償いを要求してくる可能性はあります。

なので、日本から何かを「与える」ことでは日韓関係は回復しませんし、日本の立場を下げることになりかねません。

 

しかし、韓国の若者は日本に対する評価が高いため、世代交代すれば自然と良好になっていく可能性は十分に考えられます。

そのため、日本が韓国との関係を良好にするためにすべきことは、日本独自の文化をより発展させたり諸外国に対して価値を提供し続けることではないでしょうか。

 

そうやって韓国の若者を中心に日本の魅力を伝え続ければ、いつか韓国側から日本に歩み寄ってくれる時が来ると私はは考えています。