
近年、日本で様々な“働き方”が生まれていますが、特に話題を集めているのがアドレスホッパーです。
アドレス(=住所・所在地)ホッパー(=転々と移動する人)ということで、つまりは特定の家には住まず旅をしながら生きている人ということになります。
しかし、住所がないということは「住民税はどうしているの?」「確定申告はどうしているの?」という疑問も生まれますよね!
なので今回は、アドレスホッパーの税金関係について詳しく情報をお伝えしていきます!
アドレスホッパーに住民票はある?

特定の家に住まず、各地を転々としているアドレスホッパーに『住民票』はあるのでしょうか。
結論から言うと、アドレスホッパーをしている人たちは住民登録をしており『住民票』がきちんとあります。
実家やシェアハウス、アドレスホッパーのためのシェアハウスなどを拠点としており、そこを住民登録しているケースが多いです。
よくネットでは「アドレスホッパーって、つまりホームレスってことでしょ?w」みたいに揶揄するような書き込みが見られますが、ホームレスは収入が無く住む場所を“失っている”人のこと。だから「ホーム(家)レス(失う)」です。
アドレスホッパーは“失っている”わけではないので、意味的にも概念的にもホームレスとは異なります。
旅人やアドレスホッパーのためのシェアハウスとして今代表的なのは、『ポケットレジデンス』というサービスです。
『ポケットレジデンス』は、寝床とトイレだけのシェアハウスで、月額1万円で利用できます。
住むための場所ではないためエアコンやコンセントはなく、もちろん友達を呼んでパーティーしたりすることも出来ません。
ただ、ここで郵便物などを受け取れるため、旅人やアドレスホッパーが拠点として住民登録していることが多いです。
アドレスホッパーは税金は払ってる?

先に述べた通り、住民登録をしていて住民票もあるので、当然「住民税」は払っています。
また、アドレスホッパーはフリーランスとして、WEBライティングやアフィリエイトなどで収入を得ている人が多いため、そういう人たちはもちろん所得税を払っています。
特定の住居があるかないかだけの違いで、住民税や所得税はきちんと収めているため、会社員や公務員、その他職業となんら変わりはありません。
アドレスホッパーは確定申告はどうしてる?

確定申告は原則として、その人の住所を管轄している税務署で行われます。
多くの場合が、住民票のある(住民登録している)地域の税務署になります。
既に書いている通り、アドレスホッパーは住民登録をし住民票を持っているので、その地区の税務署で確定申告を行っているはずです。
アドレスホッパーは多くの場合フリーランス(個人事業主)なので、「確定申告をしなくていい」なんてことはありません。皆さんと同じように年に1回確定申告を行っています。