松下奈緒が語る!映画「風の奏の君へ」の感動的な裏話と美作の魅力
女優・ミュージシャンの松下奈緒がパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「Grand Seiko presents My Time My Story」(毎週土曜12:00~12:25)。この番組では月替わりでゲストを迎え、「願いが叶ったときのこと」「達成したときの喜び」「心躍る瞬間」について語り合います。2024年6月のマンスリーゲストは、flumpoolのボーカリスト・山村隆太さんです。6月8日(土)の放送では、二人が出演した映画「風の奏の君へ」の撮影裏話について話し合いました。
映画「風の奏の君へ」が公開!
松下:「私たちが共演した映画『風の奏の君へ』が6月7日(金)に公開されました。」
山村:「うれしいですね。」
松下:「この映画は、お茶の名産地である岡山県・美作(みまさか)地域を舞台に、ピアニスト・青江里香(私が演じる)と茶葉屋を営む兄弟の物語です。山村さんはその兄弟のお兄さん・真中淳也を演じました。私たちは美作で長期にわたってロケをしましたね。」
山村:「そうですね、1ヶ月弱くらいでした。」
美作の自然の美しさに感動
松下:「美作って、空港から1時間ちょっとかかるじゃないですか。その移動中に見える川と山と空の色が全然違う!」
山村:「確かに!」
松下:「ビックリするくらいのグリーン、ビックリするくらいブルーで、写真でも残せないような色合いでした。それがすごく好きで、ずっと外を見ているのが楽しかった。」
山村:「まったく同じです。この映画のテーマに感化されて、そう見えるのかなと感じました。」
自然が変える感性
松下:「心の置きどころが違いますもんね。」
山村:「そうですね。目の前に映る当たり前の景色が鮮やかに見えるというか。」
松下:「撮影期間中は、淳也になりきって‘この地で生まれ育った’という思いもありました。」
山村:「だから、演じることで‘こんな体験ができるんだ’って思いました。僕も田舎で育ったので自然の景色には馴染みがあるつもりでしたが、感性が変わるだけで景色がこんなに変わるんだと感じました。もちろん、美作が素晴らしい場所だというのが前提にありますが。」
美作で生まれた音楽
松下:「美作で音楽が生まれる瞬間ってありましたか?」
山村:「映画の主題歌『いきづく feat. Nao Matsushita』を二人で歌いましたが、作曲はロケ終了後です。でも、その歌詞には里香という女性に出会って淳也が‘命を感じる’というテーマが反映されています。」
山村:「美作の丘でそよ風を浴びながら寝ているとき、風で花が揺れる光景が‘目に見えない風が体を手に入れた’ように感じ、その体験が曲に反映されたんです。だから、あの時の景色がなかったらこの歌は生まれなかったでしょう。」
美作での体験がもたらす影響
松下:「じゃあ美作じゃなかったら、違う音楽になっていたかもしれない?」
山村:「全然違うと思います。短期間の滞在でしたが、美作での生き方は今も影響しています。時の流れを感じたというか。」
山村:「コロナ禍で‘人と会えないということは、自分たちにとっての生きている証ではない’と感じましたが、それを美作の地でも再確認しました。」
松下:「この作品を通じて、人と人との向き合い方やつながりの大切さを改めて感じてほしいですね。」
山村:「本当にそうですね。この映画はまさにそのテーマが中心です。」
映画「風の奏の君へ」
松下:「岡山県の魅力もたっぷり感じられる映画『風の奏の君へ』をぜひご覧ください。」
番組概要
番組名:Grand Seiko presents My Time My Story
放送日時:毎週土曜 12:00~12:25
パーソナリティ:松下奈緒
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/mystory/