KOTORI 横山優也が語る、結成10年目のメジャー1stアルバム『KOTORI』ーー「KOTORIらしさしかない」原点回帰の1枚 | Musicmanのポイントをまとめてみた

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ポニーキャニオンからリリースされたKOTORIのメジャーデビューアルバム『KOTORI』

KOTORIは結成から10年、現体制になってから5年が経過し、ファンの期待を集め続けてきました。最新アルバム『KOTORI』は、3年ぶりとなる作品として、リリース前から大きな話題となっています。このアルバムは、横山優也(Vo.Gt)が言うように「KOTORIらしさ」を全面に押し出した作品で、バンドの決意とリスナーへの愛が詰まっています。本記事では、最新作『KOTORI』について深掘りし、バンドと横山のインタビューをお届けします。

もくじ

初のメジャーリリース、アルバム『KOTORI』

メジャーデビューの背景

KOTORIは、インディーズで数々の名作を生み出してきましたが、音楽が広がりを感じなくなった時期がありました。そのため、新たな風を取り入れるためにメジャーリリースを決定しました。メジャーの力を借りることで、音楽以外の部分に対する答えも早く返ってくるため、制作がスムーズに進行したと横山は語ります。

アルバム制作について

『KOTORI』は、『We Are The Future』とインディーズ最後の『Good Luck』を踏まえた上で生まれた作品です。セルフタイトルをつけることで、KOTORIがどんなバンドなのかを示す作品としています。意識的に「KOTORIらしさ」を追求し、リスナーに寄り添った曲が多数収録されています。

東京をテーマにした楽曲

長年のテーマ「東京」

これまでの作品でも「東京」をテーマにした楽曲は多く、『KOTORI』でも「東京」という曲がその中心となっています。「東京」を書くことはバンド結成以来の課題であり、その時々の横山の感情が反映されています。今回の「東京」は、これまでの東京史を振り返りつつも、現在の状況をリアルに描いた作品です。

横山と東京の関係

横山にとって東京はバンド活動のために避けられなかった場所であり、大好きな地元宮崎を離れてきたことからの執着があります。この10年間の思いを込めて「東京」を書くことで、新しい視点から東京を描くことができたと語ります。

KOTORIが目指すライブ像

映画を観た後のような温度感

KOTORIは、フィジカル的なライブだけでなく、音楽的な面でも楽しませるライブを目指しています。横山は、「運動モード」と「音楽モード」のバランスを取ることで、ライブ後に映画を観た後のような満たされた感覚を提供したいと考えています。

ミドルテンポの楽曲の意図

『KOTORI』にはミドルテンポの楽曲が多く収録されています。これは、音楽的に聴かせつつもアグレッシブなライブを実現するための試みです。これまでの作品全てを嚙み砕いた1枚として、最終的には音楽的にも楽しめる作品となっています。

KOTORIの今後の展望

フェスティバル「TORI ROCK FESTIVAL’24」

KOTORIは横の繋がりを作るために、「TORI ROCK FESTIVAL’24」を開催することを目標としています。最終的には宮崎で「地鶏ロック」を開催したいという願望もあります。

長期的な目標

音楽的なロマンとしては、100年後もCDショップやレコードショップに並ぶような作品を作りたいと横山は語ります。また、ライブでは「ヤバい」と思える瞬間を追求し続け、理想のライブに近づけていきたいという目標があります。

取材・文=横堀つばさ 撮影=日吉“JP”純平

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