子どもらの性的自撮り画像の要求など8人に1人が経験 男子はオンラインゲームからの接触多く: J-CAST ニュースのポイントをまとめてみた


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NPO法人「チャイルド・ファンド・ジャパン」は2024年6月19日に、子どもを性的目的で狙う「グルーミング」に関する調査結果を発表しました。調査では、オンラインで性的画像や面会を要求された経験のある人が12.4%に達し、相談したのはわずか4.7%に過ぎないことが判明。調査は15~24歳の全国の男女1735人を対象に行われ、多くの若者が「グルーミング」を知らないと回答しました。調査チームは、SNSを通じた啓発キャンペーンやオンラインゲーム上での注意喚起といった対策の必要性を提言しています。

NPO法人「チャイルド・ファンド・ジャパン」による「グルーミング」調査結果発表

もくじ

調査の背景と目的

2024年6月19日、NPO法人「チャイルド・ファンド・ジャパン」は、子どもたちにやさしく接し信頼関係を形成してから性的な目的に利用する「グルーミング」に関する詳細な調査結果を発表しました。この調査は、新たな犯罪手口として問題視されているグルーミングの実態と若年層の認知度を明らかにし、今後の対策を考える目的で行われました。

驚くべき結果:12.4%がオンラインでの不適切な要求を経験

本調査は、2023年12月22日から2024年1月5日にかけて、全国の15歳から24歳の男女1735人を対象にオンラインで実施されました。その結果、性的な画像の要求や面会の要求をオンラインで受けたことがあると回答した人は12.4%に達しました。しかし、その中で実際に誰かに相談したのはわずか4.7%にとどまり、多くの若者が問題を抱えたまま孤立していることが明らかになりました。

グルーミングの認知度:約7割が「知らない」

調査は追手門学院大学との共同研究により行われ、その結果、グルーミングという言葉自体を「知らない」と答えた人は全体の73.3%にも上りました。特に15歳から17歳の若年層ではその傾向が強く見られました。

男女別の違いとオンラインゲームの影響

調査結果を詳しく見ていくと、女子は知らない人からチャットを受けることが多い一方、男子はオンラインゲームを通じてグルーミングの被害を受けるケースが多いことがわかりました。特にオンラインゲームは、若者にとって手軽なコミュニケーション手段でありながら、悪意ある人物にとっても接触の機会となり得るため、注意が必要です。

今後の対策と提言

チャイルド・ファンド・ジャパンの調査チームは、以下のような対策を提言しています:

  1. SNSを利用した啓発キャンペーン:若年層にグルーミングの知識を広めるために、SNSを活用した啓発活動が必要です。
  2. オンラインゲーム上での注意喚起:特に男子に対する注意喚起が求められており、キャラクターを使ったわかりやすい啓発も有効です。
  3. 相談所の存在の広報:被害に遭った際に相談できる場所や方法についての広報が重要です。

これらの対策を講じることにより、若者たちが安心してインターネットを利用できる環境を整えることが期待されています。

まとめ

今回の調査結果から、グルーミングが若年層にとって大きな問題であることが再確認されました。子どもたちが安心してインターネットを利用できるよう、私たちがどのようにサポートしていくかが問われています。今後は、より一層の啓発活動と対策の強化が求められています。

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