韓国に渡った元阪神アルカンタラ投手、シーズン途中で「放出」　154キロ投げても打たれる【地元メディア報道】: J-CAST ニュースのポイントをまとめてみた

2024年7月5日

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韓国プロ野球（KBO）の斗山ベアーズは、ラウル・アルカンタラ投手（31）を2024年7月4日に放出したと報じた。斗山ベアーズは韓国野球委員会にアルカンタラのウェーバー公示を要請し、ジョーダン・バラゾビック投手（25）と契約した。アルカンタラはドミニカ共和国出身で、大リーグや阪神タイガースを経て2023年に斗山ベアーズに復帰したが、今シーズンは成績が振るわなかった。監督のイ・スンヨプは放出を決断するにあたり、アルカンタラの負傷からの回復が見られなかったことを主な理由とした。

斗山ベアーズがラウル・アルカンタラ投手を放出 – その背景と新たな展望

韓国プロ野球（KBO）の斗山ベアーズは、2024年7月4日にラウル・アルカンタラ投手（31）の放出を発表しました。このニュースは複数の韓国メディアによって取り上げられ、球界に衝撃を与えました。この記事では、アルカンタラ投手の軌跡、放出の背景、新たに契約を結んだジョーダン・バラゾビック投手について詳しく解説します。

アルカンタラ投手のキャリアと闘志

プロ入りからKBOリーグへ

ドミニカ共和国出身のアルカンタラ投手は、メジャーリーグのオークランド・アスレチックスからプロ入りしました。2018年のオフシーズンにKBOリーグのKTウィズに入団し、その後2019年オフに斗山ベアーズに移籍。2020年シーズンでは20勝を挙げ、最多勝のタイトルを獲得しました。

阪神タイガースでの挑戦

その後、彼の実力が評価され、2020年オフに日本プロ野球（NPB）の阪神タイガースに移籍しました。しかし、阪神での2年間で通算成績が4勝6敗と振るわず、2022年にはチームを退団しました。

斗山ベアーズへの復帰と今季の成績

2023年に古巣である斗山ベアーズに復帰したアルカンタラ投手は、シーズンで13勝9敗、防御率2.67というエース級の成績を残しました。しかし、2024年シーズンでは2勝2敗、防御率4.76と振るわない成績でした。特に7月3日のロッテ・ジャイアンツ戦では2回6失点と大荒れの投球を見せました。

斗山ベアーズの決断とその苦悩

イ・スンヨプ監督のコメント

斗山ベアーズのイ・スンヨプ監督（47）は、アルカンタラ投手の放出について「非常に難しい決断だった。20勝もしたし、去年も13勝した投手を放出する決断を下すまで、悩んだのは一日や二日ではなかった」と述べ、胸の内を明かしました。

放出の背景

アルカンタラ投手がシーズン序盤の4月に肘を痛め、約1か月間戦線を離脱しました。5月26日のKIAタイガース戦で復帰しましたが、その後の成績は1勝1敗と振るわないものでした。監督は「対戦相手は以前ほどアルカンタラのボールにてこずらなくなった。…154キロ出ても打たれるから厳しいなと思った」と、その成績不振の背景を語りました。