スタンダードとなったインディペンデントーー15周年を迎える野外フェス『ONE MUSIC CAMP』の現在地 | Musicmanのポイントをまとめてみた

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兵庫県三田市で開催される「ONE MUSIC CAMP」:ユニークなキャンプイン音楽フェスの魅力

はじめに

兵庫県三田市の美しい自然環境に囲まれた「ONE MUSIC CAMP」は、キャンプと音楽を融合させた独特のフェスティバルです。今年で15周年を迎えるこのイベントは、全国から多くのファンに愛されています。この記事では、過去のインタビューやコロナ禍を乗り越えた経緯、そして新しい試みについて主催者チームとの対談を元に詳しくご紹介します。

『ONE MUSIC CAMP』の歴史

「ONE MUSIC CAMP」は2010年に始まり、2023年で15周年を迎えます。2019年の10周年では初めて2日間の開催となり、新たなステップに進もうとする矢先にコロナ禍が訪れました。2020年と2021年のイベントは開催を断念せざるを得ず、多くの音楽ファンや主催者にとって辛い時期となりましたが、応援者たちのサポートを受けてオンラインライブを開催するなど困難を乗り越えてきました。

コロナ禍を乗り越えて

2020年と2021年の開催中止は辛い経験でしたが、クラウドファンディングで多くの支援を受け、主催チームの絆が深まるきっかけにもなりました。2022年には3年ぶりの開催が実現し、過去の苦労を補うように成功を収めました。以前のチケットを持ち越した参加者も多く、その熱い応援がイベントの存続に大きく寄与しました。

フェス文化の進化

過去5年間でフェス文化は大きく変化しました。音楽だけでなくフードやワークショップといった多様な体験が重視されるようになり、音楽フェスの楽しみ方も進化してきています。また、アジアのアーティストが日本のフェスに積極的に参加するなど、インターナショナルな要素も強まっています。「ONE MUSIC CAMP」も新しい試みを取り入れつつ、コアな音楽ファンに向けた深いラインナップを維持し続けています。

新しいフェス『ARIFUJI WEEKENDERS』

2023年から開催される『ARIFUJI WEEKENDERS』は、既存の「ONE MUSIC CAMP」とは異なり、より多様な人々が気軽に参加できるコンセプトのイベントです。これにより「ONE MUSIC CAMP」の独自性がさらに明確になり、ディープな音楽体験やアウトドア体験を提供する場としての位置づけが強化されました。

今年のハイライト

2023年8月24日(土)と25日(日)に開催される『ONE MUSIC CAMP』では、初出演のアーティストが多数参加予定です。石野卓球やZAZEN BOYS、勃殺戎洞、SPECIAL OTHERS ACOUSTICなどが登場し、多様な音楽ジャンルを網羅する豪華なラインナップとなっています。また、関西学院大学の中井直正教授による「自作の望遠鏡で宇宙を見よう」というユニークなワークショップも予定されています。

インディペンデント精神と今後の展望

「ONE MUSIC CAMP」はその始まりからインディペンデントなフェスとして成長してきました。SNSの普及により、個人でのフェス運営が可能となり、法人化を経てさらに大規模なイベントも開催できるようになりました。現在ではインディペンデントであることが一つの強みとなり、多くの音楽ファンに支持されています。

新たな展開

2024年には淡路島で新しいフェス『MAGICHOUR』を開催予定です。このフェスはリゾート型の音楽イベントとして、また新たな魅力を提供することを目指しています。「ONE MUSIC CAMP」や「ARIFUJI WEEKENDERS」とは異なるコンセプトで、さらに多くの音楽ファンを魅了することでしょう。

終わりに

15年間の歴史を持つ「ONE MUSIC CAMP」は、そのユニークなコンセプトと熱いファンの支持に支えられ、今後も進化し続けることでしょう。コロナ禍を乗り越え、一層強固な絆を築いた主催チームの挑戦は続きます。未来のフェスティバルの一部として、あなたもぜひ「ONE MUSIC CAMP」の魅力を体験してみてください。


取材・文:竹内琢也
撮影:福家信哉
取材場所:さんかくの食卓(大阪府大阪市北区大淀南1-2-11)
https://www.instagram.com/sankitune/

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