毎年“約2,900人”が「子宮頸がん」で命を落とす…がんになるリスクを減らす「HPVワクチンの接種」を解説 のポイントをまとめてみた

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子宮頸がん予防のために知っておきたいこと:HPVワクチンの重要性

もくじ

TOKYO FM「杉浦太陽・村上佳菜子 日曜まなびより」のご紹介

毎週日曜の朝7:30から放送されているTOKYO FMのラジオ番組「杉浦太陽・村上佳菜子 日曜まなびより」。この番組は「学びと成長」をテーマに、杉浦太陽さんと村上佳菜子さんがパーソナリティを務め、様々なゲスト講師を招いて、暮らしを豊かにする情報を提供しています。

放送テーマ:子宮頸がん予防ワクチン

2023年7月14日の放送では、「大切な未来を守る 子宮頸がん予防ワクチン」がテーマとなりました。ゲストには、厚生労働省 健康・生活衛生局感染症対策部 予防接種課の早田英二郎さんをお迎えし、HPVワクチンの重要性とキャッチアップ接種について詳しくお話しいただきました。

杉浦太陽、早田英二郎さん、村上佳菜子

子宮頸がんの特徴を解説

日本における子宮頸がんの現状

日本では年間約1万1,000人の女性が子宮頸がんにかかり、毎年約2,900人が命を落としています(厚生労働省のデータより)。子宮頸がんは特に20代から患者が増加し、30代までに治療で子宮を失う女性も1,000人に達しています。そのため、若いうちからの予防が非常に重要です。

子宮頸がん予防のためにできること

HPVワクチンの接種と子宮頸がん検診

子宮頸がんを予防する手段として「HPVワクチンの接種」と「子宮頸がん検診」があります。この二つを併用することで、がんのリスクを大幅に減らし、早期発見・早期治療につなげることが可能です。

HPV感染とワクチンの効果

子宮頸がんは主にヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因で発症します。このウイルスは性交渉を通じて感染し、多くの女性が一度は感染すると言われています。自然に消えることが多いですが、一部の人はウイルスが残り、がんを引き起こす可能性があります。この感染を防ぐ手段としてHPVワクチンが有効です。

HPVワクチン接種の実際

公費での接種

日本では小学6年生から高校1年生相当の女子を対象に、HPVワクチンの定期接種が公費で提供されています。接種は医療機関を通じて行い、費用は1回約3万円、計2回または3回接種します。

副反応について

HPVワクチンは筋肉注射で接種されます。主な副反応は接種部位の痛みや腫れ、赤みです。まれにアレルギー反応や神経系の症状が現れることもありますが、これらの副反応が報告されたのは1万人あたり3人~5人という割合です。

公費で接種する場合の注意点

高校1年生相当の注意点

高校1年生相当の女子が公費で接種を完了するためには、1回目の接種を9月末までに行う必要があります。接種の間隔を考慮すると、1回目を早めに受けることが重要です。

キャッチアップ接種

現在、2013年以降にHPVワクチン接種の機会を逃した平成9年度から平成19年度生まれの女性を対象にキャッチアップ接種が行われています。キャッチアップ接種の締め切りは2025年3月末までですので、対象の女性は早急に接種の判断を行いましょう。

子宮頸がん検診の重要性

HPVワクチンを接種してもしなくても、20歳になったら定期的に子宮頸がん検診を受けることが大切です。子宮頸がんの早期発見と早期治療で多くの命が救われます。

まとめ

親子や友人と話し合う重要性

最後に、早田さんは「子宮頸がんとHPVワクチンについての理解を深め、親子や友達と話し合ってほしい」と呼びかけました。

村上佳菜子さんと杉浦太陽さんのコメント

番組の終わりには、村上佳菜子さんが「子宮頸がんの定期検診の重要性」を強調し、杉浦太陽さんは「若いうちからの予防のために、HPVワクチンの存在を知っておくことが大事」とコメントを残しました。

杉浦太陽、村上佳菜子

<番組概要>

  • 番組名:杉浦太陽・村上佳菜子 日曜まなびより
  • 放送日時:毎週日曜 7:30~7:55
  • パーソナリティ:杉浦太陽、村上佳菜子
  • 番組Webサイト:https://audee.jp/program/show/300007925

HPVワクチンや子宮頸がんについてさらに詳しく知りたい方は、お住まいの自治体からの案内や厚生労働省のホームページをご確認ください。

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