Mrs. GREEN APPLE 新曲「アポロドロス」に込めた9年、10年分の想い
ロックバンドMrs. GREEN APPLEのメンバー、大森元貴(Vo/Gt)、藤澤涼架(Key)、若井滉斗(Gt)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「SCHOOL OF LOCK! ミセスLOCKS!」。7月15日(月・祝)の放送では、彼らが書き下ろした新曲「アポロドロス」についてのエピソードが語られました。この楽曲は、2024年のパリオリンピックを盛り上げる「テレビ朝日系列 2024スポーツ応援ソング」として採用されています。
突如発表された新曲「アポロドロス」
大森:「新曲といえば、僕たちも7月3日(水)に新曲をリリースしました~! タイトルは『アポロドロス』! 5ヵ月連続リリースの第4弾です。」
「アポロドロス」は、パリオリンピックのスポーツ応援ソングとして書き下ろされ、突如発表されました。ファンにとってもサプライズとなる発表方法でした。
大森:「発表されるその日までファンは知らなかったんです。『担当します!』とドンと発表して、その日の0時に一気にリリースしました!」
楽曲の展開と構成
藤澤:「楽曲の展開が今までの比にならないぐらい目まぐるしいんです!」
大森:「テンポも変わりますしね!」
藤澤:「そうそう!ブロックごとにシーンが変わっていくような形式の楽曲です。」
この楽曲は、「ロックセクション」と「オーケストラセクション」に分かれており、確実に2軸になっているとのこと。大森によると、この楽曲のオリジナルは、彼が18歳の時に書いたものであり、新たに書き下ろしたロックセクションと結びつけられています。
楽曲に込めたエモーショナルなメッセージ
大森:「この曲は当時『命に花』というタイトルでした。歌詞に『綺麗な花もいいけど』という部分がありますね?その部分が10年前に僕が書いたセクションです。」
この曲は、当時の夢やイメージに基づいて作られたものであり、それをオリンピックという大舞台で正式に使用するということに大森は深い感慨を抱いています。
若井:「デモを聴いたとき、『聴いたことがある!?』って本当にびっくりしました。」
藤澤:「当時リハスタでも合わせていましたからね!」
若井:「でも、この『アポロドロス』という曲で全然違和感がないです。」
藤澤:「そう、2つのセクションがガシャガシャにいるわけじゃなくて、『アポロドロス』として昇華できていますね!」
楽曲の狙いと意図
オリンピックのスポーツ応援ソングとしての「アポロドロス」は、疾走感と前向きなエネルギーを提供する楽曲として設計されています。しかし、楽曲自体には、より深い感動や苦悩を表現する要素も盛り込まれています。
大森:「テレビでのキャッチや情報番組で一節が使われることを想定して、『前向きになるような、疾走感のあるもの』という要望がありました。でも当時作ったのはフルオケの楽曲で、すごく壮大なものです。その両方をうまく融合させて、『どうぞ好きに使ってください』という形にしました。」
藤澤:「歌のメロディーと歌詞、ピアノのメロディーやストリングスのメインメロディーは、当時のままです。」
大森:「使っている音源も当時のままです。だから、9年、10年分の思いが入っている楽曲です。ぜひ、みなさんも大切にしてあげてください。」
ももいろクローバーZの楽曲「レナセールセレナーデ」
この放送では、他にも大森が楽曲プロデュースと作詞作曲を担当した、ももいろクローバーZの通算22枚目のシングル「レナセールセレナーデ」についてのエピソードも語られました。
番組概要
- 番組名:SCHOOL OF LOCK!
- パーソナリティ:こもり校長(小森隼・GENERATIONS from EXILE TRIBE)、COCO教頭(CRAZY COCO)
- 放送日時:月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55
- 番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/lock/