日本のミュージカル発展のため、ライターと観客で選出する独自のミュージカルアワード「Musical A wards TOKYO」が発足 | Musicmanのポイントをまとめてみた

2024年7月25日

日本初のミュージカルアワード「Musical Awards TOKYO」発足！

2024年秋、日本のミュージカル業界に一大ニュースが飛び込んできました。国内外でのミュージカルの発展を目指し、特に新進クリエイターの発掘とバックアップに焦点を当てた新たなアワード、「Musical Awards TOKYO」（ミュージカルアワーズ東京）が発足します。このアワードの詳細について以下にご紹介いたします。

ミュージカルアワーズ東京の目的と背景

「Musical Awards TOKYO」は、日本独自の視点からミュージカル業界のクリエイター、俳優、スタッフの功績を奨励・表彰し、日本国内のミュージカルの発展に寄与することを目的としています。また、日本発のミュージカルが世界市場で長く活躍できるよう、新進クリエイターの発掘とバックアップ環境の構築にも努めることが目指されています。

運営はMusical Awards TOKYO準備室が担当し、企業の垣根を越えて舞台芸術関係者（制作者、クリエイター、主催、事務所、劇場運営）の有志によって結成されています。この体制により、「創る、観る、広める」の3つの側面でミュージカル文化を活性化させていく方針です。

選考方法と選考委員

選考委員は、ミュージカル界を牽引する演劇ライター9人と観客選考委員50人から構成されます。観客選考委員は書類審査で選ばれ、彼らの投票点はライター選考委員1名分と同等に扱われます。最終審査は、合計10人の選考委員によって行われます。ノミネート選考はライター選考委員のみが実施し、観客はノミネート作品への投票に参加できます。ただし、観客賞は観客選考委員だけで選考されます。

アワードの枠と受賞カテゴリー

「Musical Awards TOKYO」では、作品の規模や言語によって受賞枠が区分けされ、以下のようなカテゴリーが設けられています。

大賞
作品賞（500席超 / 500席以下）
主演賞
助演賞
新人賞
アンサンブル賞
演出賞
脚本賞（作詞含む）
作曲賞
編曲賞・音楽監督賞
振付賞
舞台芸術賞（美術、照明、音響、映像、衣裳、メイク、舞台技術）
翻訳賞
リメイク賞
観客賞

受賞作品の発表は、毎年11月末日までに開幕した作品を対象に、翌年2月に行われる予定です。

アジア圏への拡大と未来の展望

本アワードは将来的にアジア圏への拡大を視野に入れ、見本市の開催やスポンサーシップの募集を行う予定です。また、日本語で創作されたオリジナル新作の発掘を目指し、地方発のミュージカル作品とも積極的に関わり、日本のミュージカル界に新風を巻き起こすことが狙いです。

応援とサポーター募集

アワードの発足に伴い、8月から選考委員ライターの募集が開始されました。さらに、「MATサポーター」として、ミュージカルファンや業界関係者からの応援も募集しています。詳細は公式サイトにて確認できます。

まとめ

日本のミュージカル業界に新たな風を吹き込む「Musical Awards TOKYO」。企業や業界の垣根を越え、多くのステークホルダーが参加できる柔軟なアワードとして、日本のミュージカル作品が世界で活躍するための発展をサポートします。今後の展開がますます楽しみですね。詳細情報や最新ニュースは、公式サイトをチェックしてみてください。

このように、日本のミュージカル界に新たなページを刻む「Musical Awards TOKYO」の発足が決定しました。これからの日本ミュージカル界の発展に期待しつつ、皆さんもぜひ応援して行きましょう！