ゆずのニューアルバム『図鑑』全曲試聴&FM802公開収録イベントレポート
イントロダクション
2025年7月25日、大阪の大阪中之島美術館で開催されたFM802の公開収録イベント「TACTY IN THE MORNING × ゆず AL『図鑑』全曲試聴&公開収録」。このイベントは、7月31日にリリースされるゆずのニューアルバム『図鑑』を記念した特別イベントで、DJ大抜卓人が司会を務めました。会場には抽選で選ばれた約300人のリスナーが集まり、非常に盛り上がりました。
ゆずの登場と特別トークセッション
ゆずの北川悠仁と岩沢厚治の2人が登場すると、会場は歓声に包まれました。大抜卓人の巧みな司会により、アルバム『図鑑』にまつわるさまざまなトークが展開されました。「ゆずの2人を図鑑に収めるならどんな生き物?」というユニークな質問から始まり、互いの特性や口癖について語り合う場面では、会場全体が笑顔に包まれました。
特性と口癖のユニークな分析
北川は、岩沢の特徴として「静かにしてるとオンライン麻雀やりがち」と指摘。一方で岩沢は、北川のコミュニケーション能力の高さから「妖怪人たらし!」と述べるなど、お互いのユニークな一面を垣間見ることができました。
新作アルバム『図鑑』にまつわるトーク
楽曲制作の舞台裏
新アルバム『図鑑』についてのトークでは、特に「伏線回収」という曲がスタッフの恋愛話から生まれたエピソードが興味深く語られました。北川は、タクシーの運転手の生い立ちを楽曲のネタにすることもあるほど、人の話を聞くのが大好きだそうです。また、「図鑑」トークではチャームポイントや別名についても語られ、最後にはアーティスト写真を図鑑の1ページに見立てた「ゆずの図鑑」が発表されました。
アルバム制作の意義と挑戦
北川と岩沢は、今の楽曲配信が主流の音楽シーンでアルバム制作の意義についても語り、「楽曲をリスナーにどう届けるか」を熟考した結果、アルバムという形を取ったと説明しました。楽曲の並び順についても、北川と岩沢が「ひとつの生命のように感じてもらいたい」と願いを込めて選んだといいます。
全曲試聴と制作エピソードの紹介
特別試聴会では、集まったリスナーたちと共にアルバム収録曲を一つ一つ聴きながら、各曲の制作エピソードが披露されました。
ハイライト楽曲とその魅力
アルバムタイトル曲「図鑑」について、岩沢は「あるようでなかった曲構成。最初に小さな核が生まれて気付いたときにはひとつの生命体になっていた」と、これまでにない楽曲制作のプロセスを興奮気味に紹介しました。また、大阪ならではのイントネーションで盛り上がった「Chururi」や初披露の「花言霊」などがあり、会場は大いに盛り上がりました。
最後に聴かせたかった曲「ビューティフル」
アルバムの最終曲「ビューティフル」は、北川と岩沢にとって特別な一曲だと感じ入っており、「この曲があったからこそアルバムが完成した」と説明しました。リスナーも真剣な表情でその言葉に耳を傾けていました。
リスナーとの交流とサプライズ
アリーナツアーへの意気込み
イベントの最後に北川は、「作品を作ってみんなに届けて、聴いてもらって。幸せの循環にいられてうれしい。一緒に図鑑をめくりましょう!」と語り、10月から始まるアリーナツアーへの意気込みを表明しました。
リスナーからのサプライズで締めくくり
イベントが一段落したかと思いきや、集まったリスナーからのサプライズがあり、最後まで盛り上がりを見せました。
放送予定と次の出演情報
この日の収録の一部は、7月29日(月)のFM802「TACTY IN THE MORNING」で放送される予定ですので、ぜひチェックしてみてください。また、ゆずの2人は公開収録の前日にも含めてFM802の多くの番組に出演しており、スキマスイッチとのサプライズ出演も話題となりました。こちらもネットラジオサービス「radiko」のタイムフリーで視聴可能ですので、あわせてお楽しみください。
まとめ
ゆずのニューアルバム『図鑑』全曲試聴&公開収録イベントは、ファンにとって非常に貴重なひとときとなりました。北川と岩沢のユニークなトークや新曲の制作エピソードを交えた楽しい時間は、リスナーの心に深く刻まれました。今後のアリーナツアーも楽しみですね。
取材・文:黒田奈保子 撮影:渡邉一生(FM802オフィシャル提供)