村上春樹「予想を超えて熱く盛り上がり、成功裏に終了しました」プロデュースする音楽ライブ『村上JAM3』を振り返るのポイントをまとめてみた

2024年7月28日

印象に残るイベント「村上JAM3」：成功裏に終了

村上春樹と音楽の出会い：村上RADIOの特別回

作家・村上春樹さんがディスクジョッキーを務めるTOKYO FMのラジオ番組「村上RADIO」。毎月最終日曜の19:00から19:55に放送されています。7月28日（日）の放送では「村上RADIO～マイ・フェイバリットソングズ＆リスナーメッセージに答えます３～」がオンエアされました。

通常この番組ではリスナーからのリクエストやお便りを紹介しませんが、毎回放送後には村上DJ宛てに多くのメッセージが届きます。今回の放送では、その中からいくつかのメッセージを村上DJが選び、音楽と共に紹介しました。

この記事では、特に6月に開催された「村上春樹 produce 村上JAM vol.3 ～熱く優しい、フュージョンナイト～」について語った部分を中心に紹介します。

白熱の2日間：村上JAM3の盛況

先日開催された「村上JAM3」も予想を超えて熱く盛り上がり、成功裡に終了しました。スタッフ、ミュージシャン、観客、全員が楽しんだ白熱の2日間でした。多くの感想も寄せられ、その中からいくつかをご紹介します。

感想１：銀のスプーンさん（新潟県、46歳女性）

「すみだトリフォニーホールで行われた村上JAM3～熱く優しい、フュージョンナイト～に行ってきました。周りの年季の入ったジャズファン、村上主義者の皆さんに囲まれながら、果たして素人の私にもフュージョンが楽しめるか不安がありましたが、ステージが始まったらその不安は全く関係ありませんでした。大西順子さんの輝くようなピアノとエレピを筆頭に、バンドのグルーヴが生まれていくのを感じました。そして、村上JAMのもう一つの見どころ、舞台に馴染まない村上春樹さんの姿がありました。立ち位置を坂本美雨さんに諭されたり、マイクを忘れてしまう姿に癒されました。これからも人前に馴染まない村上さんのままでいて欲しいです。文章とのギャップが好きです」

村上春樹さんからの返信：「新潟からいらっしゃったんですね。楽しんでいただけたようで嬉しいです。そうなんです、ステージに立つといつも順番や立ち位置を忘れてしまうんです。そしていつも美雨さんに叱られています。そういう姿で癒されるということですが、どうぞ癒されてください。」

感想２：つじえもんさん（26歳女性）

「先日、青山のBLUE NOTE TOKYOで行われた村上JAMに親子で参加させていただきました。愛知の僻地から遠征してきたので、盛り上がっている最中に退出しないと終電に間に合わない状況になり、とても悔しかったです。それでも村上春樹さんを近くで見られて、生の声を聞けて、アーティストの方々のアドリブも楽しむことができました。一生忘れられない一日になりました。ありがとうございました！また機会があれば親子で参加したいと思います。」

村上春樹さんからの返信：「愛知県からいらっしゃって、終電の時刻に間に合わないため、最後まで演奏を聴けなかったのは残念でしたね。けれども楽しんでいただけたようで何よりです。最後はさらに盛り上がったんですが、きっと余計なことを言ってしまいましたね。またの機会にぜひお越しください。」