セーフティーバントの極意:西岡剛氏が語る大谷翔平選手の戦略とは?
福岡北九州フェニックス総監督の西岡剛氏が14日、ABEMA『MLB’s ON FLEEK』#22に出演し、ドジャース所属の大谷翔平選手がセーフティーバントを行う理由について解説しました。この記事では、その詳細な内容とともに、西岡氏自身の現役時代の工夫についても触れていきます。
番組の詳細と西岡剛氏の解説
この日の番組テーマは「真夏の実技指導」であり、MLB選手が見せる超一流の技術について、日本球界で首位打者やゴールデングラブ賞を受賞した経験を持つ西岡氏が実演を交えて解説しました。
番組内で話題となったのは、大谷翔平選手が見せるセーフティーバント。この戦略について、なぜ大谷選手がこの技を選ぶのかという問いに対して、西岡氏は次のように述べました。
「大谷選手の打席では、ショートが二塁の後ろ、サードがショートの位置につく、『大谷シフト』が敷かれている。ということは、三塁に向けてボールを転がすことができれば、セーフになる確率が非常に高い。つまり、『どんな形であれ出塁した方がチームのためになる』と考えた時に、彼はセーフティーバントを選んでいるのだと思う」とのことです。
西岡流セーフティーバントのテクニック
続いて、西岡氏自身のセーフティーバントについても解説がありました。西岡氏は、「僕は一歩前に出て、フェアグラウンドに自分の体を入れて、セーフティーバントをしていた。セーフになるために、一歩踏み出す時には助走をつけていて、球がバットに当たった瞬間に片手を離していた」と語り、自身が如何にしてセーフティーバントを成功させてきたのかを具体的に説明しました。
この技術は、一見シンプルに思えるかもしれませんが、タイミングや動きの精度が求められます。西岡氏の解説を聞くと、その技術の奥深さが感じられます。
『MLB’s ON FLEEK』の魅力
ここで、番組『MLB’s ON FLEEK』についても少し触れてみましょう。この番組は、多くの日本人選手や世界最高峰の選手が活躍するMLBの見どころを余すことなく紹介する情報番組です。大谷翔平選手や山本由伸選手が所属するロサンゼルス・ドジャースについての基礎知識や、ダルビッシュ有選手、松井裕樹選手、今永昇太選手、鈴木誠也選手などが所属するナショナル・リーグの勢力図、MLB特有のルール“ピッチクロック”など、多岐にわたるテーマで構成されています。
ビギナーから玄人まで楽しめる内容で、シーズン中頃には昨年6月に大活躍し、“ミスター・ジューン”とも呼ばれた大谷選手の特集も行われます。また、シーズン後半にはポストシーズンに向けた順位の動向やタイトル争いなど、その時期に応じた注目ポイントをテーマに情報を届けています。
まとめ
今回の放送では、福岡北九州フェニックス総監督の西岡剛氏が、大谷翔平選手がセーフティーバントをする理由を的確に解説しました。彼の経験と知識から生まれる洞察は、視聴者にとって非常に興味深いものでした。大谷選手のセーフティーバントという戦略の奥深さを理解し、それがチームプレイにどのように貢献しているのかを再確認する良い機会となりました。
以上が今回の『MLB’s ON FLEEK』#22の内容と、西岡剛氏の解説の概要です。次回の放送も楽しみにしましょう。