ロンドン・ウェストエンドで幕を閉じた舞台『千と千尋の神隠し』の感動のフィナーレ
女優の上白石萌音が主演の一人として参加した舞台『千と千尋の神隠し』が、2024年8月24日、ロンドン・コロシアムにて大千穐楽を迎えました。多くの観客に感動と興奮をもたらしたこの舞台について詳しくお伝えします。
宮崎駿監督の名作が舞台化
『千と千尋の神隠し』は、宮崎駿監督によるスタジオジブリの代表作の一つで、そのアニメ映画がジョン・ケアードによって舞台化されました。2022年に世界初上演され、その後も多くの観客を魅了しています。
上白石萌音が涙、ロンドンでの大成功を収めた半年間の公演
舞台『千と千尋の神隠し』の2024年公演は、日本国内ツアーを経て、ロンドン・コロシアムにて135公演が行われました。この公演は、約30万人が訪れるほどの大成功を収め、ウェストエンド最大級の約2,300席を連日満席にしました。千穐楽を迎えた8月24日、上白石萌音さんは涙を流し、達成感と感謝の意を表現しました。
スタジオジブリの鈴木敏夫氏からは、特製の「大当たり!」色紙がカンパニー200名に贈られ、大きな喜びと感動の中でフィナーレを迎えました。
カーテンコールでの感謝の言葉
千穐楽のカーテンコールでは、上白石萌音さんが英語で感謝の言葉を述べました。「私たちを温かく迎えてくださり本当にありがとうございます。今回がウェストエンドでの最後の公演でした。皆様のおかげで、この四ヶ月半、素晴らしい旅となりました。またいつかお会いできることを願っています」との言葉に、観客から大歓声が湧き上がりました。
千尋役4人の女優から届いたコメント
橋本環奈 コメント
2024年8月24日に舞台『千と千尋の神隠し』がロンドン・コロシアムで大千穐楽を迎えました。私は5月7日の初演を務めましたが、初めてこの劇場に足を踏み入れた日のことは今でも鮮明に覚えています。ロンドンでの公演が実現し、多くの観客と素晴らしい経験を共有できたことに深い感慨を覚え、感謝の気持ちでいっぱいです。
上白石萌音 コメント
大千穐楽を迎えられて本当にほっとしています。日本とロンドンでの公演は、生の演劇の魅力を存分に味わいました。言葉や文化を超えたカンパニーの皆さんとの絆が深まり、四ヶ月半の公演を大成功で終えることができました。感謝の気持ちでいっぱいです。
川栄李奈 コメント
帝劇からロンドンまで、非常に濃密で貴重な経験をさせていただきました。キャストスタッフと助け合いながら過ごしたこの時間はかけがえのないものでした。ウェストエンドでの公演という夢のような経験をさせていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
福地桃子 コメント
舞台『千と千尋の神隠し』全ての公演が無事に終了しました。振り返ると、稽古から本番までの期間で感じたことは心に残る大切な思い出ばかりです。お客様と作り上げた空間に感謝し、出会ったすべての人に感謝の気持ちを伝えたいです。
2024年公演のメインキャスト
舞台『千と千尋の神隠し』の2024年公演には、以下の豪華キャストが交互に出演しました。
- 千尋: 橋本環奈、上白石萌音、川栄李奈、福地桃子
- ハク: 醍醐虎汰朗、三浦宏規、増子敦貴 (GENIC)
- カオナシ: 森山開次、小尻健太、山野 光、中川賢
- リン/千尋の母: 妃海風、華優希、実咲凜音
- 釜爺: 田口トモロヲ、橋本さとし、宮崎吐夢
- 湯婆婆/銭婆: 夏木マリ、朴ロ美、羽野晶紀、春風ひとみ
- 兄役/千尋の父: 大澄賢也、堀部圭亮
- 父役: 吉村直、伊藤俊彦
- 青蛙: おばたのお兄さん、元木聖也
- 頭(かしら): 五十嵐ゆうや、奥山ばらば
- 坊: 武者真由、坂口杏奈
終わりに
ロンドン・ウェストエンドで展開された舞台『千と千尋の神隠し』は、日本とロンドンを繋ぐ懸け橋となり、多くの観客に感動を提供しました。今後も多くの人々に愛され続けることでしょう。上白石萌音さんをはじめとするキャスト、そしてスタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。そして、この舞台を支えてくださった全ての方々に感謝の気持ちを込めて、また新たな舞台での日々を期待しています。