宇多田ヒカル、6年ぶりのツアー『HIKARU UTADA SCIENCE FICTION TOUR 2024』大盛況のなか閉幕、12月には映像作品もリリースのポイントをまとめてみた

2024年9月3日

宇多田ヒカル、25周年を祝う『HIKARU UTADA SCIENCE FICTION TOUR 2024』の感動フィナーレ

宇多田ヒカルが6年ぶりに開催したツアー『HIKARU UTADA SCIENCE FICTION TOUR 2024』が、9月1日神奈川県のKアリーナで幕を閉じました。本ツアーは、国内全7か所に加え、初のアジア単独公演も実施。18公演で総動員数25万8千人を記録し、彼女のキャリアで最大規模のツアーとなりました。

福岡からスタート、2か月にわたる壮大なツアーの幕開け

7月13日（土）、福岡から始まり2か月にわたって全国を巡ったこのツアー。最後の公演となった神奈川県・Kアリーナには約18,000人のファンが集結し、その人気ぶりを証明しました。ステージのセットはSFの世界を彷彿とさせるプレネタリーなデザインで、開演前から観客を引き込みました。

25周年記念ライブのスタート: 「time will tell」

開演と同時にスポットライトに照らされた宇多田ヒカルが登場し、1曲目「time will tell」を披露。デビュー25周年を祝うにふさわしい象徴的な楽曲で観客を魅了しました。続いて「Letters」「Wait & See　〜リスク〜」「In My Room」などの名曲が続けざまに披露され、会場は一気に盛り上がりました。

赤く染まる「光」から幻想的な「誰かの願いが叶うころ」まで

「光 (Re-Recording)」では、赤い照明が彼女の力強いパフォーマンスを際立たせ、その後も「For You」や「DISTANCE (m-flo remix)」などメドレー形式で流れるように進行。イントロで観客のボルテージが最高潮に達した「traveling (Re-Recording)」ではコール＆レスポンスも行われ、会場全体が一体感に包まれました。中盤の「First Love」ではBステージに移動し、ファンとの距離が縮まる瞬間もありました。

後半に生きる力を与えられた楽曲と、ファンへの感謝の言葉

後半はコロナ禍でリリースされた「BADモード」からスタート。この曲を披露する際、彼女はレインボーカラーのドレスを纏い再びステージに登場しました。MCで「今回は私の25年間を祝うだけでなく、みんなと一緒に歩んできた25年間を振り返り、お祝いしたかった」と感慨深げに語り、涙を誘いました。

最後の感動とともに終了した本編、そしてアンコール

本編は「何色でもない花」「One Last Kiss」「君に夢中」で終了。その後、ファンのアンコールに応え、最新曲「Electricity」をスペシャルゲストのアオイツキやMELRAWと共に披露。さらに「Stay Gold」や「Automatic」が続き、最後の曲では当時のミュージックビデオを思わせる演出で観客を魅了しました。

感動の終幕、そして次に向けた期待

大盛況のうちに幕を閉じた『HIKARU UTADA SCIENCE FICTION TOUR 2024』は、観客の拍手と歓声に包まれました。この模様はU-NEXTにて11月10日（日）に放送予定、詳しくはU-NEXTの公式HPで確認できます。また、この公演を完全収録した映像商品が12月11日（水）に発売決定。限定版には特典映像やライブ音源も収録されており、ファン必見の内容となっています。

宇多田ヒカルの25年の軌跡を一緒に振り返ったこのツアー。次のステージへと進む彼女の姿に、さらなる期待が高まります。