子どもの「反抗期」に悩む親へのアドバイス – Saucy Dog石原慎也の提言
TOKYO FMで毎週火曜日の23:08頃から放送される「SCHOOL OF LOCK! Saucy LOCKS!」では、3人組ロックバンド「Saucy Dog(サウシードッグ)」の石原慎也(Vo/Gt)がパーソナリティを務め、大人のリスナーからの相談に応じています。9月3日の放送では、14歳の息子の反抗期に悩む32歳の母親からの相談が取り上げられ、石原が具体的なアドバイスを送りました。
相談内容と現在の状況
まず、相談者である母親は息子の反抗期に直面していることを打ち明けました。彼女の14歳の息子は中学2年生で、反抗期に突入したのは今年の春頃からです。
「話しかけても無視をされたり避けられたり、ドアを強く閉められたりします。」
息子が特に母親に対して冷たく接することが、相談者にとって非常に辛い状況になっています。彼女の夫も「お母さんにだけ冷たくない?」と息子に対して声をかけてくれていますが、状況は変わりません。
親離れについての感情
石原は母親に親離れについてどう感じているかを尋ねました。
「子どもが大きくなって自分も身軽になった反面、やっぱりちょっと寂しいですね。」
母親は自分の好きなことに時間を使えるようになったと感じつつも、息子との距離ができたことに寂しさを感じていると語りました。コミュニケーションを取る努力をしているものの、期待される結果は得られていないようです。
石原自身の経験とアドバイス
石原も自身の思春期の経験をシェアし、母親が彼女付き合いに心配をしていたことを理解できる瞬間があったと話します。彼もまた母親の干渉を「鬱陶しい」と感じる時期がありましたが、後にその心配が自分への愛情であることに気づいたと振り返りました。
「親として心配だという気持ちは嬉しいと思うようになるのは後々かもしれない。今は息子さんにしっかり向き合う努力を続けてください。」
石原のこのメッセージは、今は無視や冷たい態度を取られることに傷つくかもしれませんが、将来的にはその愛情が必ず息子に伝わる時が来るという励ましを含んでいます。
自身の反抗期の経験から
続いて、母親自身の反抗期についても話が及びました。彼女もまた過去に母親に反抗し、「ババア!」と言って家を飛び出すこともあったと語ります。しかし、自分が若くして妊娠を経験し、その後は家族の助けを借りながら生活を乗り越えていったとのことでした。
「自分が母親になることで反抗期は終わりました。」
この経験を石原は誉め、長い反抗期を乗り越えた母親の強さを認めました。そして彼女の息子も同様に、成長と共に反抗期が終わりを迎えるだろうと予測しました。
将来の関係への期待
最後に、石原は母親に息子との将来の良好な関係を展望するようアドバイスしました。
「いつか息子さんがライブに来てくれると嬉しいです。将来一緒にサウシーの歌を楽しむといいですね。」
母親も息子の受験を控えていることから、サウシーの歌を聴かせて励ましたいと話しました。しかし、石原はあくまで自然な形で音楽を生活に取り入れることを提案しました。
まとめ
思春期の子どもとの向き合い方は親にとって非常に難しい時期ですが、石原のアドバイスは具体的であり、励ましの言葉も含まれていました。思春期の悩みは必ず終わりがあり、その先に待っている親子関係の絆を信じることが大切だと感じさせる内容でした。
番組概要
- 番組名: SCHOOL OF LOCK!
- パーソナリティ: こもり校長(小森隼・GENERATIONS from EXILE TRIBE)、COCO教頭(CRAZY COCO)
- 放送日時: 月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55
- 番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/lock/