詩人・谷川俊太郎さんを偲んで…小山薫堂も驚いた詩との向き合い方 谷川「お金に換わらない詩なんてリアリティがない」 のポイントをまとめてみた

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詩人・谷川俊太郎さんを偲んで:小山薫堂も驚いた詩との向き合い方

小山薫堂と宇賀なつみがパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「日本郵便 SUNDAY’S POST」では、詩人の谷川俊太郎さんを偲び、過去のインタビュー音源を振り返りました。谷川さんは2023年11月13日に92歳でご逝去されました。その記録から彼の詩との関わり方、そして詩への独自の視点が浮かび上がります。

もくじ

谷川俊太郎さんとのインタビュー

今回紹介されたインタビューは、2020年2月23日に放送されたものです。このインタビューは谷川さんが88歳のときにご自宅で行われ、小山は緊張の中で彼の言葉に耳を傾けました。小山自身、高校時代から詩人である谷川さんに憧れを持っており、その思いを胸に質問を投げかけています。

詩人としての自覚

小山は「ご自身で『詩人である』と意識されたのはいつ頃ですか?」と質問します。谷川さんは、「今でも少し疑問ですね」と答えます。詩人としての収入で生活を立てているものの、職業として詩人が認められていないことを指摘し、「詩というものをずっと疑ってきている」と語ります。この言葉には、自身の詩作に常に問いを持ち続けてきた谷川さんの深い思索が伺えます。

詩とお金

谷川さんは高校時代、詩を愛する同級生の影響で詩を書くようになりました。しかし、「詩人はお金の話なんかしちゃいけない」という伝統的な考えに対して、「詩がお金に換わらないなんてリアリティがない」と語ります。詩を商品として意識していたという谷川さんの考えは、小山を驚かせ、「社会の中でお金に換われば、自分の存在意義がある」とする彼の姿勢が浮き彫りになりました。

好きな言葉

また、好きな言葉について谷川さんは「好き」と即答し、「好きから何かが始まる」とその意義を説明しました。好きという感情が、新たな興味や関心につながるという、肯定的な視点を持っていることが伝わります。

言葉の本質についてのメッセージ

リスナーへのメッセージでは、「自分の真実に即した言葉を見つけることが重要」と語ります。フェイクニュースが本物のように扱われる現代において、自分自身の本当の思いを言葉にすることの大切さを伝えました。

忘れがたい言葉たち

小山はこのインタビューを通して、「多くの良い言葉をいただきました」と振り返り、谷川さんの名言の数々に思いを馳せます。また、番組では谷川さんの印象に残る手紙についても語られた模様が紹介されました。

番組概要

番組名:日本郵便 SUNDAY’S POST
放送日時:毎週日曜 15:00~15:50
パーソナリティ:小山薫堂、宇賀なつみ
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/post/

この貴重なインタビューの模様は、radikoで視聴可能です(聴取期限は2024年12月30日(月)AM 4:59まで)。谷川俊太郎さんの詩に対する深い思索とその言葉の数々を、ぜひお聴きください。

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