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歌手の星野源さんが2024年の大晦日に「第75回NHK紅白歌合戦」でパフォーマンスを披露した。当初は映画『地獄でなぜ悪い』の主題歌を歌う予定だったが、監督の園子温氏に関する性加害疑惑が報じられ、SNSでの反響から曲目が変更され、デビューアルバム収録の「ばらばら」を披露することに。NHKおよびアーティスト側は性加害を許さない姿勢を示し、星野さんはやや硬い表情で視聴者のメッセージに感謝の意を述べた。
星野源、「第75回NHK紅白歌合戦」で光るパフォーマンス
はじめに
2024年の大晦日に行われた「第75回NHK紅白歌合戦」では、日本の人気歌手である星野源さんが注目を集めました。彼がこのイベントで披露した楽曲「ばらばら」は、その盛り上がりと彼自身の存在感にSNS上でも大きな話題となりました。
パフォーマンスの背景
星野源さんは当初、映画『地獄でなぜ悪い Why don’t you play in hell?』の主題歌「地獄でなぜ悪い」を披露する予定でした。この映画は園子温氏が監督を務め、星野さんも出演していました。しかし、園氏に関する性加害疑惑が報じられ、この曲を紅白で披露することに関してSNSでは多くの疑問の声が上がりました。
NHKの決断
紅白歌合戦を制作するNHK側はこの反響を受け、2024年12月26日に曲目を変更することを発表しました。彼らは「アーティストはもちろん、NHKも性加害は決して許さないという姿勢である」と明言した上で、今回の変更の理由についても説明しました。星野さんのデビューアルバムに収録されている「ばらばら」を新たに選曲し、番組構成や演出面を考慮してこの決定を下しました。
星野源のステージと視聴者の声
紅白当日、星野さんは冬らしい暖色のニットにチェーンのネックレス、金の指輪といった装いでステージに登場しました。彼は「みなさんこんばんは、星野源です。よろしくお願いします」と少し緊張した様子で挨拶をしました。
司会の伊藤沙莉さんは、視聴者からのメッセージを読み上げました。「ライブで聴いて、思わず涙してしまいました。自分の周りにある人間関係や、世の中で起こっているやるせない出来事に悩まされたときは、いつもこの曲を聴いて元気を出しています」という内容でした。これに対して星野さんは「ありがとうございます、うれしいです。頑張ります」と感謝の意を表し、笑顔を見せました。
終わりに
今回の紅白歌合戦での星野源さんのパフォーマンスは、多くの視聴者にとって心に響くものとなりました。性加害問題への対応としての曲目変更や、ライブでの彼の真摯な姿勢は、彼のアーティストとしての強さを改めて証明しました。これからも星野さんの活躍に期待が寄せられています。