食品サンプルを作って93年 老舗イワサキ・ビーアイの“食品サンプル”を前に、小山薫堂&宇賀なつみ「お腹が空いてきますね(笑)」 のポイントをまとめてみた

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食品サンプルの魅力と歴史:イワサキ・ビーアイの挑戦

皆さんはショーウィンドウに並ぶ食品サンプルを見たことがありますか?その見事な再現力に思わずお腹が空いてしまうこともあるでしょう。ここでは、そんな食品サンプルの世界を作り上げてきた老舗、イワサキ・ビーアイに迫ります。今回の記事は、放送作家である小山薫堂さんとフリーアナウンサー宇賀なつみさんがパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「日本郵便 SUNDAY’S POST」からの内容をもとにお届けします。

もくじ

イワサキ・ビーアイと食品サンプルの歴史

イワサキ・ビーアイは、実に93年の歴史を誇る食品サンプルの老舗です。デパートやレストランのショーウィンドウで見かける本物そっくりな食品サンプルを生み出してきたこの会社は、4代目社長の岩崎毅さんのもとでさらなる進化を遂げています。

岩崎さんによると、食品サンプルの起源は明治維新まで遡ります。当時の日本は急速に西洋料理が浸透し始めた時代で、一般の人々が料理の内容を理解するのに役立てようとさまざまな試行錯誤が繰り返されました。その結果、岩崎さんの祖父である岩崎瀧三がロウを用いて食品のサンプルを作り始めたことがきっかけで、外食産業での使用が本格化しました。

リアルさを追求する技術

創業当初、イワサキ・ビーアイの食品サンプルはロウで作られていましたが、現在は塩化ビニルを用いて、よりリアルな再現を可能にしています。「うちの職人たちの技術は、長年の試行錯誤の積み重ねです」と岩崎さんは誇らしげに語ります。

芸術と職人技の境界

小山さんから「食品サンプルを作る職人には芸術的なバックグラウンドが必要か?」と尋ねられた岩崎さんは、「職人は本物に忠実でなければならない」と答えます。色や形を自由に表現する芸術家とは異なり、注文通りのリアルさを求められるとのことです。

イワサキ・ビーアイでは年に1度、職人たちが自分の創造力を発揮できるコンクールを開催しており、小山さんも被った“ピザハット”はこの場で生まれた作品だそうです。

未来への挑戦:大阪・関西万博への参加

イワサキ・ビーアイは、2025年に開催予定の大阪・関西万博にサプライヤーパートナーとして参加し、小山プロデュースのシグネチャーパビリオン「EARTH MART」で一躍注目を集めています。万博で展示されるのはリアルな食品ではなく、イワサキ・ビーアイの技術を駆使して作られた食品サンプルです。

特に注目なのは、「食の未来」を提案するクライマックスの展示。未来の料理人たちが作り上げた25品の料理に基づき、イワサキ・ビーアイがそのすべてをサンプルとして再現しています。

職人たちの奮闘と未来

試食を通じて料理の味を学び、より実物感のあるサンプルを作るために努力を惜しまないイワサキ・ビーアイの職人たち。「基本的に作れないものはない」と断言する岩崎さんの言葉に、これからも進化を続ける食品サンプルの未来を期待せずにはいられません。

まとめ

イワサキ・ビーアイは、長い歴史に裏打ちされた確かな技術と新たな挑戦を繰り返し、食品サンプルの世界をリードし続けています。未来の食文化を想像し、新しい形を創造する彼らの活動に今後も注目していきたいですね。

番組概要

番組名:日本郵便 SUNDAY’S POST
放送日時:毎週日曜 15:00~15:50
パーソナリティ:小山薫堂、宇賀なつみ
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/post/

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