
2019年のラグビーWカップで大活躍した福岡堅樹選手。足が速くて有名な選手でしたね。
現在28歳で輝かしい実績を収めてきましたが、15人制ラグビーは引退し、7人制ラグビーで東京五輪に出場を目指すも新型コロナの影響で断念しました。
そして、福岡堅樹さんは2020年6月に医学部の大学に受験することを公表し、およそ8カ月間の受験期間を経て順天堂大学医学部に合格しました。
10年ブランクがあるのに、超高難易度で知られる順天堂大学に合格。
これはとてもすごいことなのですが、不正合格・裏口入学であるというタレコミが複数寄せられ、具体的な根拠まであるのです。
今回は、ラグビー福岡堅樹選手が順天堂大学医学部に不正合格し、裏口入学したと言われる理由をまとめました!
(※ネットにある情報をまとめているだけで、福岡堅樹選手が不正合格・裏口入学したと断言するものではありません。)
福岡堅樹が8カ月で順天堂大医学部に合格
ラグビー福岡堅樹選手は、2021年2月20日に順天堂大学医学部に合格したことを公表しました!
『報告』
この度、順天堂大学医学部に無事合格することができました!
この挑戦は、本当に多くの方々の助けがあって成し遂げられたと思います。
この感謝の気持ちを忘れずに、また新たな挑戦の道を歩んでいきたいと思います。
今後とも応援よろしくお願い致します!— Kenki Fukuoka/福岡 堅樹 (@kenki11) February 20, 2021
練習を少し休んでも、快く勉強に送り出してくれたチームの仲間達、限られた時間の中で受験のノウハウを教えてくださった英進館、YMS、メビオの先生方、本当に多くの方々にサポートして頂きました。
本当にありがとうございました!— Kenki Fukuoka/福岡 堅樹 (@kenki11) February 20, 2021
福岡堅樹選手は高校時代・浪人時代と2度筑波大学医学部に受験するも不合格になり、筑波大の別の学部に入学しました。
医者への夢をあきらめたわけではなく、ラグビーをしながらおよそ10年間地道に勉強していたそうです。
2019年のラグビーWカップ終了後、7人制ラグビーで東京五輪に出場することを目指していましたが、新型コロナの影響で東京五輪は延期に。
東京五輪延期が決定した2020年6月14日、福岡堅樹選手はラグビーの活動を休止し、医学部受験に集中することを発表。
8カ月間におよぶ受験期間を経て、順天堂大学医学部に合格したのです。
福岡堅樹は不正合格?裏口入学疑惑の理由
ところが合格したことを公表した2月20日から、福岡堅樹選手に不正合格・裏口入学の噂がネット上に広まり、炎上しかけているのです。
なぜそんな噂が出回っているのか?
ここでは、Twitterで指摘されている不正合格・裏口入学と言われる6つの理由をまとめました。
昨年11月に合格していた?
福岡堅樹さんの合格が不正で“裏口入学”だと言われる一つめの理由は、2020年11月ごろには順天堂大に合格が内定しているという噂が出回っていたことです。
つい最近まで日本代表だった某スポーツ選手、とある医学部に内定しているという情報を入手した。ちなみにまだ入試前である。
— やすた (@yasutadayo) January 15, 2021
順天堂大学医学部の入試前(1月15日)にこんなツイートも見つかっています。↑
こちらは、順天堂大学・医学部の入試のスケジュールです。
順天堂大学医学部の入試の日程(一般枠+地域選抜枠)
その他特別選抜の枠
出願は2020年12月14日~2021年1月14日で、入試本番は2021年2月3日~です。
つまり、2020年中に入試は行われていないため、2020年中に合格が内定することはあり得ません。
さらに、2020年11月ごろには福岡堅樹選手の合格が内定しているという噂が、内部生の間ではかなり広まっていたそうです。
福岡堅樹選手が2020年11月に合格していたというのはあくまでも噂ですが、入試前からTwitterで広まっていたということはそれなりに信ぴょう性は高そうな感じがします。
不自然な志望校の変更
福岡堅樹選手に不正合格・裏口入学の疑惑がかけられている2つ目の理由は、「不自然な志望校の変更」です。
文春で記事を書いたと自称する者からの証言ですが、当初、福岡堅樹選手は帝京大学医学部を第一志望にしていて、東海大学医学部を第二志望にしていたそうです。
- 帝京大学医学部(第一志望)
- 東海大学医学部(第二志望)
東海大も帝京大も偏差値は65で、70の順天堂大学医学部より偏差値は5も低いです。
さらに、順天堂医は4科目ですが、東海医と帝京医は3科目で済みます。
帝京大学医学部
出典:日本麻酔科学会
偏差値の差と科目数の違いから、難易度が全く違うことは受験経験者なら皆分かります。
「3科目に絞った」という言い方も、そこまで自身や余裕がないことが読み取れます。
そんな福岡選手がいきなり「順天堂医学部に合格しました!」は確かに不自然に感じられるかもしれませんね。
大学側が福岡堅樹にアプローチしてた?
順天堂大学
出典:順天堂大学
福岡堅樹選手に不正合格・裏口入学の疑惑がかけられている理由の3つ目は、大学側が福岡堅樹選手に熱心にアプローチしていたことです。
週刊誌・デイリー新潮が2020年6月14日に出した記事を一部抜粋しました。↓
「そうは言っても学生時代を過ごした筑波大に思い入れはあるようで、普通受験はもちろん、学士編入でも5名を募集しているので、目指す可能性は十分にある。それに加えて少し前から熱心に口説いている大学があるんです。順天堂ですね」
「大学の関係者が日本医師会の幹部を通じ、福岡の父親に熱心にアプローチしているようです。順天堂はひとことで言えば有名人好きな大学です。ソウル五輪の金メダリスト・鈴木大地スポーツ庁長官、“味噌汁本”でベストセラーとなった小林弘幸医師など、あの大学は特に著名人を丁寧に扱うし、それがDNAみたいなものです。ちょっと前に森光子さんの終の棲家になりましたが、VIP向けのスペースが充実していて、芸能人をよく見かけますよ」
引用:デイリー新潮
なんとなんと、順天堂大学が医師会を通じて福岡堅樹さん(の父親)にアプローチをしていたとのこと!
これは「福岡選手の不正合格・裏口入学した」という噂の信ぴょう性が高まったかもしれません。
福岡堅樹の学力では無理?
福岡堅樹選手に不正合格・裏口入学の疑惑がかけられている4つ目の理由は、福岡選手の学力と順天堂大学医学部のレベルが合っていないと言われていることです。
炭素って……
これ以上は何も言えない pic.twitter.com/fK8kJFE6z4— 東医浪 (@sano_uraguchi) February 22, 2021
同じく医学部の受験をしてる人からすると、福岡堅樹さんの学力で順天堂大学医学部に合格するのは不自然だと感じるそうです。
炭素あれってfランレベルやぞ?さすがに…
— 東医浪 (@sano_uraguchi) February 22, 2021
順天堂、うちの理三Aの生徒が補欠にまわってるんですけど、福岡選手は彼より学力が高いってことは100%ないですからね。
証拠がないといっても、状況証拠から明らかっていうのはあるので。
最初から推薦にすればいいのに、一般入試だからこのようなことになるんですよね。
— 【東大理三】メディーアカデミー【公式アカウント】 (@MA2020academy) February 23, 2021
「順天医は、10年ブランクがあって合格するような易しいところではない」といった意見もありました。
また、「3科目に絞る」と言って東海医や帝京医を志望校にしていたことからも、やはり福岡選手の学力と順天医のレベルが合っていないように感じるようです。
受験前に勉強していなかった?
福岡堅樹選手に不正合格・裏口入学の疑惑がかけられている理由の5つ目は、受験直前に勉強と関係ないことをしていたことです。
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指摘されている内容としてはこの3つです。
受験期間にテレビやCM、始球式などの仕事をちょいちょい受けていたので、「本当に受験勉強に集中しているのかな?」と感じさせるのも無理はないかもしれません。
始球式でマウンドに上がった福岡堅樹
SMBC日本シリーズ2020 第4戦のファーストピッチはラグビー選手の福岡堅樹さん!球速93キロでミットにズドンとストライク⚾️💥ナイスピッチで勢い付けてくれました!#sbhawks #福岡堅樹@kenki11 pic.twitter.com/MWF4Mu4hRw
— 福岡ソフトバンクホークス(公式) (@HAWKS_official) November 25, 2020
2020年12月17日、劇団四季のミュージカル『CATS』を観に行ったことをTwitterにアップしていました。
先日、劇団四季の方にご招待いただき、ミュージカル「CATS」を観に行ってきました!
それぞれの猫の個性を表現した歌や踊りも最高でしたし、ところどころに見える本物の猫のような振る舞いも、猫好きとして見逃せなかったです🐈笑
猫やミュージカルが好きな方は一度は観るべきかも😉 pic.twitter.com/zbapezd6HQ— Kenki Fukuoka/福岡 堅樹 (@kenki11) December 17, 2020
受験本番1ヵ月半前に、余裕のない受験生が観劇なんてするでしょうか?
さらに、12月6日~12日までラグビーの宮崎合宿に参加し、2021年1月から試合に出場し現役復帰しています。
宮崎合宿スタート!
チームでのトレーニングもしっかり頑張ります👊 https://t.co/FyvJjNxnwL— Kenki Fukuoka/福岡 堅樹 (@kenki11) December 6, 2020
現役復帰し、試合に出場した福岡堅樹
練習試合vsサントリー 7-21で負けました💦
約1年ぶりの試合だったけど、思ったより動けてよかった☺️
開幕戦はさらに良い状態で迎えられると思うので、自分らしい走りを見せられるよう頑張ります!
久々の両ウイングで📸#ゆたかミスマッチ連呼してごめん笑 pic.twitter.com/0OF3HUiC3x— Kenki Fukuoka/福岡 堅樹 (@kenki11) January 2, 2021
ちょいちょい仕事も引き受けていたり、ラグビーの合宿や試合に参加したり、ミュージカルを観劇したり…
受験期間・直前にこんなことできるのは、合格がすでに決まっているからだという意見がネットに上がっています。
定員数が増えていること
福岡堅樹さんに不正合格・裏口入学の疑惑がかけられている最後の理由は、順天堂大学医学部の定員数が1人分増えていることです。
令和2年度の順天医の定員数 → 135人
令和3年度の順天医の店員数 → 136人 |
順天堂大学医学部の定員数は文部科学省が決めているため、大学側で勝手に枠を増やすことはできません。
これにより、「福岡堅樹を入れるために、不正に定員数を一人増やしたのでは?」と言われているのです。
ただ、これは福岡堅樹選手を不正に裏口入学させるためのものではなく、昨年不適切入試で不合格にされた1名を追加合格にしたために増加された枠です。
文部科学省は10月28日、2021年度の国公私立大学医学部81校の入学定員を前年度比27人増の9357人とする計画を発表した。2017年度と2019年度の9420人、2018年度の9419人に次ぐ水準。地域枠が25人増の888人、研究医枠が1人増の27人。残る1人分は不適切入試で不合格とされた受験生を追加合格にしたために2020年度に定員から1人減らした順天堂大学が元に戻すことに伴うもの。
引用:医療維新
まとめると、今年の順天医の定員数が一人増えているのは、福岡堅樹さんを合格させるためのものではなく、昨年誤って不合格になった1名を追加合格にしたためです。