謎の新政党で話題になっている『ごぼうの党』の街頭演説が行われていますが、
街宣車から大音量で流れている曲にも注目が集まっています。
『ごぼうの党』が街宣車で流している曲は、なんとロート製薬がCMで流している曲をオマージュしたものである。
さっそく確認していきましょう。

ごぼうの党の街宣車の曲はロート製薬のCMソング
こちらが、『ごぼうの党』が街宣車からロート製薬の曲をオマージュしたものを大音量で流しているところの映像です。
ごぼうの党、N党は仲良く一議席と予測。#ごぼうの党#ロート製薬 pic.twitter.com/KkfoRu6aO9
— 生徒。【参議院選挙の愚痴垢】 (@honkidesukara) June 28, 2022
「ごーぼう、ごぼう、ごーぼう~」を繰り返し、最後は「ごぼうごーぼーう~~~」で終わっています。
これがロート製薬のCMソングをパクったものだと気づいた人は多く、すぐにTwitterで広まりました。
実際のロート製薬のCMソングはこちらです。
この「ローぉト、ロート、ローぉト~♪」でおなじみのCMソングはなんと1977年から始まり、
CMが変わってもこのテーマソングだけは必ず流れ、長年愛され続けてきました。
ちなみに、この『ロート製薬テーマソング』は津野陽二さんという人が作詞作曲した曲で、
エースコックのワンタンメンのCMソングなどにも楽曲を提供しています。
ごぼうの党はロート製薬から使用許諾もらっている?
気になるのは、『ごぼうの党』がちゃんとロート製薬や津野陽二さんから使用許諾をもらっているかどうかです。
津野陽二さんはどうかは分かりませんが、ロート製薬は使用許諾をしていないと思われます。
ロート製薬が関与を否定!
なぜなら、ロート製薬がホームページや公式Twitterで『ごぼうの党』との関与を否定しているからです。
一部選挙活動の中で、弊社が過去に提供した番組オープニングメロディーに似たものを使用されていますが、
ロート製薬株式会社は、これらについて一切の関与をしておりません。6月28日 ロート製薬株式会社
引用:ロート製薬-お知らせ
【お知らせ】
一部選挙活動の中で、弊社が過去に提供した番組オープニングメロディーに似たものを
使用されていますが、
ロート製薬株式会社は、これらについて一切の関与をしておりません。
また、本件に関するお問い合わせにはお答えできません事、ご了承ください。
6月28日 ロート製薬株式会社— ロート製薬公式アカウント (@eyecare_cp) June 28, 2022
ロート製薬は『ごぼうの党』の選挙活動には関与していないし、もちろん楽曲を提供したり、オマージュを許諾したわけでもないと。
つまり『ごぼうの党』が勝手に作って流していることになります。

著作権には違反していない?
いくらオマージュ(パロディ)とはいえ、ロート製薬の使用許諾なしに流していいものなのか。
調べてみましたが、『ごぼうの党』がやっている範囲であれば法律的にOKであることが分かりました。
実際、オマージュやパロディはどれくらいまでなら著作権的に許されるか?という法律的問題はけっこう難しいそうですが、
一般の人がふつうに聞いて「原曲と同一ではない」と判断できるのなら問題ないそうです。
パロディは、一般人が本物だと勘違いしない程度にオリジナルを変更したもの(オマージュ)であれば問題ありませんが 一般人が本物だと勘違いする程度にトレースした場合は著作権(複製権・翻案権・同一性保持権)の侵害になる可能性が高いです。
引用:coconala法律相談
『ごぼうの党』の街宣車の曲では「ごーぼう、ごぼう、ごーぼう~~~」と歌詞は変えられていますし、
一応オマージュであることは分かりますのでセーフと言えるでしょう。
Twitterではおもしろがる声や、批判的な意見がも
最後に、『ごぼうの党』がロート製薬のCMソングを街宣車で爆音で流していることについて、有権者のみなさんはどのように思っているのか。
Twitterでは、おもしろがる意見が多かったですが、やはり批判的な意見も多かったです。
ロート製薬の曲流れてると思ったらごぼうの党で草なんだけど、まじで意味分からんw
— てんせん (@ghg80) June 29, 2022
ごぼうの選挙カー、ロート製薬のメロディでひたすらごぼうごぼう言ってるだけですごい。
— 温球 (@shikodama) June 29, 2022
ここ数年前からネタ枠の出馬多すぎん
選挙は大喜利じゃねえんだ
そして業務中にロート製薬のメロディが脳内リフレインするから選挙カーで流すのやめてほしい
— 甫() (@Hajime_kuc) June 29, 2022
割合でいえば、
おもしろがる声:7割
批判的な意見 :3割 |
と言ったところでしょうか。
ロート製薬のテーマソングを街宣車で流すという、話題集めのためなら手段選ばない『ごぼうの党』。
今後の展開が楽しみですね!
