北山宏光の単独コンサート「RANSHIN」ライブレポート

日付：2023年6月15日
会場：東京・有明アリーナ

歌手で俳優の北山宏光が15日と16日の2日間にわたり、単独コンサート「RANSHIN」を東京・有明アリーナで計3公演開催しました。この公演で彼は、2024年に全国9カ所で行われる「HIROMITSU KITAYAMA LIVE 2024」の開催と、1stアルバム『ZOO』のリリース（8月26日）を発表しました。本記事では、6月15日の17時30分から行われた公演の模様を詳しく紹介します。

オープニング：幻想的な演出で幕開け

オープニング映像が流れる中、会場中央には銀色の卵がシャープに虹色に光り始めました。まるでSF映画の一場面のような演出が続き、宝石のように輝く卵が割れると中から北山宏光が登場。会場は大歓声に包まれ、彼の登場曲「NE:O era」がスタート。ムービングステージに乗った北山は、前後に動きながら後方の観客にもその姿を届けました。また、炎や花火を交えた迫力ある演出も行われ、アリーナの広さを活用したダイナミックな演出と観客との近距離感が見事に融合しました。

「JOKER」でのスタイリッシュなパフォーマンス

次の楽曲「JOKER」では、バックダンサーのDeePalsと共に北山がムービングステージから降り立ち、甘い歌声とともにキレのあるダンスを披露しました。その後のMCでは、「こんにちは！」と挨拶をしながら丁寧に各方面に頭を下げ、サングラスを外して自己紹介。観客からの声援を拾いつつ、親しみやすいトークを展開しました。

心に染み入る「ヒロイン」

MCの後、「次の楽曲はしっぽり聴いてもらおうというか、なんというか。良い曲が書けたなと思っています」と北山が語り始め、ピアノの音色と共に「ヒロイン」がスタートしました。ステージ後方からは白いピアノを弾く大東立樹が現れました。間奏では北山が椅子に座り、しっとりと歌うかと思いきや、ローラースケートを装着。転がりながらセンターステージに向かい、観客を驚かせました。

妖艶なナンバーの連続パフォーマンス

白いジャケット衣装に身を包んだ北山は、立体的なステージセットを活かした「BET」、電飾を組み合わせた「赤い夜に」、そしてクールな表情で魅せる「TOTONOTTE」と続き、色気ある妖艶なナンバーを披露しました。

スペシャルゲストとのコラボレーション

次のMCではDeePalsの高田憐との絡みもあり、この日だけのスペシャルゲストとして登場したのはナオト・インティライミ。ナオトは花束を持ってステージに登場し、「初めてのソロコンサート開催、おめでとう！」と祝福の言葉を贈りました。その後、二人で共作した「TOTONOTTE」のコラボバージョンを披露し、会場を一層盛り上げました。

1stアルバム『ZOO』の発表

MCで、8月26日に1stアルバム『ZOO』をリリースすることを発表し、観客の期待を高めました。その後、北山は大東立樹にバトンタッチし、大東はその美しい歌声で「消えないメロディー」を披露。スクリーンには大東の手書きの歌詞が流れ、ドラマチックな演出が施されました。

エネルギッシュなパフォーマンス

その後も、炎が上がる中での「THE BEAST」、続けて「Violet」、「ink.」とライブは進行。大東やDeePalsをはじめとする出演者全員が揃ったダンスパートでは、北山を中心に美しいフォーメーションダンスを展開しました。さらに、ソロデビュー曲「乱心-RANSHIN-」を披露し、静かにセンターステージに移動して「FORM」を演奏。自身が作詞作曲を手がけたこの楽曲のイントロが流れると、ファンからは歓声が上がりました。

アンコールと感謝の言葉

アンコールで再登場した北山は、カジュアルなTシャツにデニム、バケットハット姿で、「NE:O era」と「乱心-RANSHIN-」をトロッコに乗って披露しました。歌い終えると、「皆様がいないと、本当にステージに立てていないなと、みなさんに感謝しています」と深く頭を下げ、感謝の気持ちを表しました。

最後に「アルバムリリースもありますし、これからもみなさんに喜んでもらえるニュースをたくさん作っていきますので、これからもよろしくお願いします。ありがとうございました！」と観客にメッセージを送り、ステージを締めくくりました。

後記

北山宏光のソロアーティストとしての新たな挑戦が詰まったこのコンサートは、彼のファンにとって忘れられない一夜となりました。次なる全国ツアーやアルバムリリースに期待が高まる中、彼のさらなる進化を見逃さないよう、今後の動向にも注目していきたいと思います。

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