ASKA「90年代の頃の賑やかなステージを…」9月からスタートする“全国ツアー”への熱い思いを語るのポイントをまとめてみた

2024年8月30日

ASKAが語る全国ツアーへの熱い想いと90年代のステージ再現

住吉美紀がパーソナリティを務めるTOKYO FMの生放送ラジオ番組「Blue Ocean」（毎週月曜～金曜9:00～11:00）。その中の「Blue Ocean Professional」のコーナーでは、プロフェッショナルの素顔に迫るというテーマで、各界で活躍する素敵な方々をゲストに迎えています。今回のゲストは、ミュージシャンのASKAさんです。ここでは、9月21日（土）からスタートする全国ツアー「ASKA CONCERT TOUR 2024≫2025 -Who is ASKA !?-」について語っていただきました。

ロングツアーはASKA自身のリクエスト

長期間のツアー

ASKAさんのソロデビューの日である9月21日（土）から、全国ツアー「ASKA CONCERT TOUR 2024≫2025 -Who is ASKA !?-」が始まります。このツアーは、全国27ヵ所31公演の国内ツアーで、ファイナル公演は2025年2月に日本武道館で予定されています。長期間かつ本数も多いツアーですね？

ASKAのリクエストから

ASKAさん：僕が「ロングツアーをやりたい」って言ったんです。最近のツアーはコンパクトになってきているけれど、僕ら世代は“ツアーなら、せめて半年はないと”という感覚なんですよ（笑）。だから“もっと歌いたい！”ということで増やしてもらいました。

広範囲の移動

住吉さん：北は北海道から南は沖縄まで、くまなく周りますね。

ASKAさん：本当は、こういう期間のツアーってもっと本数があってもいいんですよ。

住吉さん：ええ～！すごい！

ASKAさん：だけど、今ってお客さんの動態として土日以外はライブに来てくれない状態なんです。なので、ほぼ土日をメインに組んでいますけれど、やるほうとしては（ライブの）間隔が空くと元に戻っちゃうんですよ。

住吉さん：元に戻るというのは？

ASKAさん：歌うときの喉の状態ですね。なので、やっぱり歌っているときはあいだが少ないほうがいいですね。

90年代の“賑やかなステージ”を再現

45周年と37周年

ASKAさんは今年で音楽デビュー45周年、ソロデビューが37周年です。全国ツアーでは昔からの曲を満遍なく演奏される予定でしょうか？

喜んでくれるセットリスト

ASKAさん：前回は“喜んでくれるに違いない”という、わりと開き直ったセットリストだったんですね。なので“これだけ喜んでくれるんだったら……またやっちゃおう！”というセットリストです（笑）。

住吉さん：いわゆるベスト盤みたいな感じでしょうか？

ASKAさん：自分が音楽を作ってきた45年間からのチョイスになりますね。

90年代の掘り起こし

住吉さん：あと“90年代のステージの掘り起こし”がキーワードだそうですが、こちらはどういうことでしょうか？

ASKAさん：あの頃のミュージシャンって、大型ステージをやれる方がツアーをやってもトントンか赤字状態だったのね。でも、CDが売れていたからそれでも良かったんですよ。つまり、当時のステージって、あくまでもアーティストプロモーションだったんです。

ASKAさん：それから時代も変わり、音楽ビジネスも変わり、今は音楽が売れないから、ミュージシャンはライブで食っていかないといけない。でも今回は、90年代の頃の賑やかなステージをもう一回作ってみようと思って、無理を言わせてもらいました。

住吉さん：具体的にはセットも？

ASKAさん：セットも大きいですね、搬入トラックも2倍になりました（笑）。贅沢なツアーをさせてもらいます。

住吉さん：豪華なステージですごく楽しめそうなツアーですね。

ASKAさん：この前、光GENJIの諸星（和己）と赤坂（晃）の2人がライブをやっていたんですけど、そのライブに佐藤アツヒロが観に来ていて、「どうせなら、ステージに上がっちゃいなよ！」ということで彼も出演したんです。そのときのお客さんの喜びようがスゴくて！“あの時代はこうだったなぁ”と思いましたよ。90年代って人の心が賑やかだったでしょう？その賑やかさをもう一度味わってみたいなと思いました。