建設業界の未来を見据えて
はじめに
建設業界を取り巻く環境は急速に変化しています。デジタル化を推進する企業や地域を支える企業がその中心に立ち、業界全体を活性化させています。今回は広島県の福井建設株式会社の代表取締役、福井正人氏にインタビューし、建設業界の未来について語っていただきました。
福井建設株式会社について
創業の歴史
福井建設株式会社は昭和3年に福井氏の祖父がとび・土工の会社として創業しました。現在では建築物の骨組みを作る躯体工事を行っています。
職人と社員の構成
福井建設にはさまざまな専門技術を持つ職人が在籍しており、直接雇用されている職人が多くいます。社員数は約70名で、そのうち事務系はわずか7名で、残りは現場を担当する人たちです。
経営方針の転換点
オイルショックによる海外展開
福井氏の父の代に企業内訓練校を設け、若い職人を育て始めた矢先、オイルショックが襲い、国内だけでは雇用を維持できない状況に陥りました。そこで同社は海外での工事にも進出し、社員の多くが海外での経験を積んだ時期があります。
DXとIT化の取り組み
先駆けとなった取り組み
福井建設のIT化への取り組みは1995年に開始。広島をはじめとする中国地方の拠点をLANで結び、現場や経理の情報を一元管理できるようにしました。これは当時としては非常に先進的な試みでした。
現場の声とゼネコンへの働きかけ
福井建設は地域のゼネコンと協力しながら、職人の声を反映する取り組みを進めています。地域の特性を理解し、職人が働きやすい環境を作るために、地域建設業新未来研究会(CCA)などの団体にも積極的に参加しています。
建設業の魅力
人々の生活を支える喜び
福井氏は、建設業の魅力について、街のシンボルとなる建物を作り出すことに誇りを感じると述べています。建設業は生活の基盤を作り、人々の笑顔を支える重要な役割を担っています。
若い人材を迎えるために
入りたい業界にするための取り組み
福井氏は「入ってほしい業界から入りたい業界にする」ことが重要だと考えています。建設業は国の力の源であり、若い世代にとって魅力的な選択肢となるよう、業界全体での取り組みが求められていると述べました。
終わりに
福井建設株式会社は過去からの歴史や経験を活かしつつ、未来を見据えた取り組みを続けています。デジタル化や地域連携を通じて、より多くの人にとって魅力的な建設業界を目指しています。
番組の概要
- 番組名:デジタル建設ジャーナル
- 放送日時:毎週日曜日 15:00-15:55
- パーソナリティ:中辻景子・八木橋育子・田久保彰太
- 番組Webサイト:https://musicbird.jp/cfm/timetable/kensetsu/
このラジオ番組は建設業界の未来を切り開く企業のストーリーを広く伝え、業界の魅力を多くの人に知ってもらう重要な役割を果たしています。
