村上春樹「日曜日の宵、脳に溜まったしこりみたいなものを洗い落としていただけると嬉しいです」自身のラジオ番組『村上RADIO』で村上流の“世間話”特集 のポイントをまとめてみた

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村上春樹のラジオ番組「村上RADIO」で心を洗うひととき

作家である村上春樹さんがディスクジョッキーを務めるTOKYO FMのラジオ番組「村上RADIO」は、毎月最終日曜日の夜にオンエアされる心温まる番組です。今回、2020年1月26日(日)に放送された「村上RADIO~村上の世間話6~」では、心に残るエピソードと素敵な音楽が織りなす特別なひとときを提供します。この記事では、オープニングトークと、興味深い歴史のエピソードについて触れた部分をご紹介します。

もくじ

オープニングに寄せて

こんばんは、村上春樹です。「村上RADIO」第6回、再び「村上の世間話」として、気楽なトークをお届けします。どうぞ、気楽に聴いていただければと思います。心地よい音楽を楽しみながら、日曜日の夜に心のこりを洗い流せれば幸いです。ただし、脳の本体まで洗い流さないように注意してくださいね。それでは、オープニング曲をどうぞ。

オープニング曲: Donald Fagen「Madison Time」

新年明けましておめでとうございます。お餅が焼けたよ……なんて言っているうちに、もう1月が終わりに近づいています。時間の流れの速さに驚きます。「せまい日本、そんなに急いでどこへ行く?」という標語がありましたが、時間も同じでどこに急いでいるのでしょう。機会があれば尋ねたいものですが、答えることはないでしょうね。そして、日本は本当にそんなに狭いのでしょうか?意外と広いかもしれません。

音楽の一息: Fugees「Killing Me Softly With His Song (Live At The Brixton Academy)」

フージーズの名曲「Killing Me Softly With His Song」をお楽しみください。

ベレンコ中尉の驚くべき亡命

1976年に遡ります。当時のソビエト空軍中尉、ヴィクトル・イヴァノーヴィチ・ベレンコさんが、最新鋭のミグ25を操縦して北海道に亡命したという事件がありました。彼は函館空港に着陸し、その後機体は徹底的に調査されてソビエトに返還されましたが、ベレンコさん自身はアメリカに亡命しました。一昨年の9月、彼は76歳で亡くなりました。

そのことを思い出したのは、あるストリップ劇場が「ベレンコ中尉もこれででれんこ」という看板を出していたことを記憶していたからです。「でれんこ」という言葉は、だらだらとした状態を表しますが、私はその時までこの言葉を聞いたことがありませんでした。調べると、これは茨城弁や栃木弁のようです。反対の意味を持つ言葉は「てってこてってこ」です。

このような言葉はつい使いたくなるものです。「今日はでれんこしようかな」と思わず言ってしまいそうになります。ちなみにベレンコさんはアメリカで市民権を得て、暗殺の危険から常に身を守るため、名前や住まいをしばしば変えて暮らしていたそうです。それでは、「でれんこ」とは程遠い生活だったのでしょう。気の毒に思えます。

番組情報

番組名: 村上RADIO~村上の世間話6~
放送日時: 2020年1月26日(日)19:00~19:55
パーソナリティ: 村上春樹

番組の詳細やバックナンバーについては、公式Webサイトをご覧ください: 村上RADIO

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