芥川賞作家、正賞「懐中時計」844万円でメルカリ出品 「働きながら執筆を続けられるように」と説明: J-CAST ニュースのポイントをまとめてみた

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2004年に芥川賞を受賞したモブ・ノリオ氏が2025年1月28日、賞の正賞として授与された懐中時計をフリマアプリ「メルカリ」に出品し、「出品して本当によかった」との感想をブログで述べました。彼は、懐中時計を844万円で出品し、「働きながら執筆を続けるため」と説明しました。また、「芥川賞の時計を出品することが自由にできること自体が衝撃だったが、このことで初めて自分の所有物に感じた」と述べ、出品は「芥川賞が不要だからではない」と強調しました。

モブ・ノリオ氏、芥川賞の懐中時計をメルカリで出品

もくじ

作家モブ・ノリオ氏の挑戦

2004年上半期に芥川賞を受賞した作家のモブ・ノリオ氏が、2025年1月28日に自身のブログで衝撃の告白をしました。彼は、芥川賞の正賞として授与された懐中時計をフリマアプリ「メルカリ」に出品したことを明らかにし、「出品して本当によかった」との感想をつづっています。

出品の目的と詳細

モブ氏が出品した懐中時計は、彼が小説『介護入門』で芥川賞を受賞した際に授与されたものです。1月24日にメルカリでこの時計を出品し、「偽物やなりすましではなく、本物を出品しています」とした上で、「自分のペースで働きながら執筆を続けられるように」と目的を説明しています。

時計は執筆時点で844万円で出品されており、裏面には「第131回芥川龍之介賞 贈 モブ・ノリオ 君」と刻まれています。

所有物としての意識

モブ氏はこの出来事について、「出品して本当によかった」と思っていることをブログで述べ、メルカリに対する感謝の意を表しました。「芥川賞の時計をこんな形で出品しても許されるのか?」と驚きを隠せない様子で、「電子情報化を経た手続きによって、やっとはじめて自分の所有物になった気がする」と語っています。

出品の意図と背景

更にモブ氏は、今回の出品について「芥川賞が不要だから売り飛ばす」という意図ではないと説明しています。「そういう悪態では全くなく、ただ、すぐに現金化できそうな所有物で、高級品に属するといった意味で大事にしまっていたこの時計が頭に浮かんだ」と、その背景を語りました。

この一連の行動は、彼なりの自己表現であると同時に、物の持つ価値や所有することの意味を再考する契機となっています。芥川賞のような栄誉ある受賞経験を、また別の形で自身の創作活動の一助にしようとする試みからは、彼の独自の価値観がうかがえます。

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