徳永えり:女優として母として、新たな挑戦に向き合う日々
はじめに
NHK連続テレビ小説『わろてんか』(2017~2018)で女中トキ役を演じ、多くのドラマや映画で輝きを放つ女優、徳永えり。2019年には一般男性と結婚し、2023年には初めての子どもを出産して母親となりました。昨年2月からは仕事を再開し、復帰作となる映画『35年目のラブレター』が2024年3月7日に公開予定です。さらに、連続ドラマへの出演も決定しているという充実した日々を送る徳永さんに、出産や子育て、そして現在の心境について伺いました。
出産と子育てを振り返って
出産の体験
「出産は大変でしたが、不思議なこともありましたので、冷静に受け止められました。」と語る徳永さん。初めて子どもを迎えた瞬間、感動というよりも冷静さが勝ったといいます。
子育てのリアル
子育てについても、「何があっても動じない自分に驚いています。子どもに泣かれても、怒られても、この子はこの子だという思いで受け入れられています。」と冷静に対応している様子を語りました。
演技経験がもたらす余裕
これまでの数多くの母親役の経験が、実際の子育てにも役立っているのかもしれないと笑顔を見せる徳永さん。「たくさんのお母さんを演じてきたので、実際の子育てもドンと構えていられるのかもしれません」と話します。
心の強さと“なるようになれ精神”
心の成長
「30歳を過ぎてから、良い意味で『どうでもいいや』と感じられるようになりました。気持ちがすごく楽になったんです。」と語る徳永さん。自身を変える大きな経験となったのが、連続テレビ小説『わろてんか』で共演した濱田岳さんとの出会いだといいます。
濱田岳さんとの出会い
濱田さんとの共演を通じて、台本に縛られない自由な演技を目の当たりにし、「なるようになれ」という精神を取り入れるようになったと語る徳永さん。それまでは台本通りに進めるタイプだった彼女の演技が、より自然体なものに変化したそうです。
仕事復帰と女優業への思い
仕事と育児の両立、そして葛藤
2023年5月から産休を経て映画『35年目のラブレター』の撮影を再開した徳永さん。その際、仕事を続けることが難しいと感じ、「辞めざるを得ないかもしれない」とさえ思う瞬間もあったといいます。仕事への熱意がある反面、不規則なスケジュールの中での演技に不安を感じたこともあったそうです。
映画への情熱
『35年目のラブレター』の魅力的な脚本に心を動かされ、「どうしてもやりたい」と復帰を決意したという徳永さん。現場ではスタッフの優しさに支えられ、多くのサポートを受けながらも、現場を大切にしたいという思いから会社に相談を持ちかけたことも話してくださいました。
再出発への決意
社長から「もう少し落ち着いてからでもいい」との励ましを受け、女優業を続けることを決意。「トライ&エラーでやっていく」との覚悟で復帰を果たした徳永さん。長く所属する会社への感謝も忘れず、挑戦を続けることに決めたそうです。
今後の活動と期待
連続ドラマへの出演決定
「連続ドラマへの出演が決まったときに、全力でやる覚悟を決めました。」と語る徳永さん。周囲のサポートを受けながら、自分が成長することを期待しつつ、様々な試練に挑む覚悟を表明しました。
最後に
現場での成長や新たな挑戦を楽しみにしていると話す徳永えりさん。母として女優として、彼女の新たな歩みは多くの人々に希望と勇気を与えてくれることでしょう。今後の活躍に期待が高まります。