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Mrs. GREEN APPLEの新曲「コロンブス」のミュージックビデオ(MV)が批判を浴び、公開停止と謝罪に至った。MVには、コロンブスやナポレオンに扮したメンバーが類人猿にピアノを教えたり、人力車を引かせる場面が含まれており、視聴者に類人猿が先住民を連想させ、不適切だとの指摘が相次いだ。企画の通過理由に疑問の声が上がる中、レコード会社は「公開前の確認が不十分」と説明したが詳細な対応策については触れていない。
Mrs. GREEN APPLEの新曲「コロンブス」MVに対する批判
レコード会社が謝罪、ミュージックビデオ公開停止
音楽業界で話題となっているのは、男性3人組バンド「Mrs. GREEN APPLE」の新曲「コロンブス」のミュージックビデオ(MV)です。このMVは、大航海時代に活動したコロンブスに扮したメンバーが、類人猿にピアノを教えたり、人力車を引かせたりする内容。これに対して、視聴者からの批判が相次ぎ、レコード会社などが謝罪し、公開停止に至りました。
類人猿の描写が引き起こした問題
MVを視聴すると、すぐに類人猿=先住民という連想が働き、「なぜこの企画が通ったのか?」という疑問が視聴者の間で広がりました。レコード会社は、この問題に対する謝罪として「公開前の確認が不十分」であったと説明しています。しかし、この説明だけでは不充分と感じる人々も多いようです。
MVの概要とストーリー
MVの内容は、500万年以上前に旅をする偉人たちを描いており、次のようなストーリーが展開されます。
- 南海に浮かぶ島に、黄色い屋根の家が見える。
- メンバー3人(コロンブス、ナポレオン、ベートーヴェンに扮した)がその家を訪れる。
- 家の中では、類人猿の家族がソファに座ってホームパーティーを楽しんでいる。
- メンバーらと類人猿たちの交流が始まり、バンド演奏やダンスで盛り上がる。
- ベートーヴェン役がピアノを教えたり、ナポレオン役が馬に乗る練習を指導するシーンが続く。
- ベートーヴェン役が人力車に乗り、その車を類人猿が引くシーンも含まれている。
- コロンブス役が「コロンブスの卵」を披露するエピソードも挟まれる。
最終的に、パーティーを楽しんだ類人猿たちがソファで寝静まった頃、メンバーらが去って行くという形でMVは幕を閉じます。
視聴者の反応と批判
2024年6月12日の夜に公式ユーチューブチャンネルで公開されたこのMVには、多くの視聴者から批判の声が上がりました。以下はその一部です。
「猿人は先住民/奴隷がどーしてもよぎるよ…」
「英雄として称賛する歴史観って、一昔前のものでしょ」
「ヤバいと思わなかったの?そもそも何でこの企画が通るの?」
このような批判の中で、MVは公開されてからすぐに停止される運びとなりました。
まとめ
Mrs. GREEN APPLEの新曲「コロンブス」のMVが引き起こした問題は、視聴者の感性や歴史的認識に対する配慮が不十分であったことが大きな要因です。メディアやエンターテインメントにおける表現の自由は尊重されるべきですが、同時に視聴者や社会の感受性に対する配慮も欠かせません。このような問題が二度と起こらないためにも、作品制作時の確認作業の重要性が再認識されるべきでしょう。
Mrs. GREEN APPLEのメンバーや関係者が、この経験を通じて更なる成長を遂げ、次回の作品に期待したいところです。