小瀧望、死神役でミュージカル『DEATH TAKES A HOLIDAY』主演「役者冥利に尽きます!」　のポイントをまとめてみた

2024年6月22日

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アイドルグループ・WEST.の小瀧望がミュージカル『DEATH TAKES A HOLIDAY』の主演に挑戦

小瀧望がミュージカルの主演に挑戦

アイドルグループ・WEST.の小瀧望が、ミュージカル『DEATH TAKES A HOLIDAY』の主演を務めることが明らかになりました。このニュースは22日に発表され、多くのファンや関係者から注目を集めています。

小瀧望

ミュージカル『DEATH TAKES A HOLIDAY』の概要

『DEATH TAKES A HOLIDAY』は、イタリアの劇作家アルバート・カゼッラによる戯曲『La morte in vacanza』(1924)を原作とし、ウォルター・フェリスが1929年に英語版に仕立てた戯曲です。その後、1934年にはフレドリック・マーチ主演で映画化され（邦題: 明日なき抱擁）、1998年にはブラッド・ピット主演でリメイクされた『ミート・ジョー・ブラック（邦題: ジョー・ブラックをよろしく）』としても知られています。

オフ・ブロードウェイミュージカル版は、『TITANIC』で成功を収めたピーター・ストーン（脚本）とモーリー・イェストン（作詞・作曲）のコンビによって制作されました（2003年にピーターが他界後、トーマス・ミーハンが執筆を引き継ぎ）。このミュージカルは2011年6月から9月にオフ・ブロードウェイで初演され、その後2017年1月から3月にはオフ・ウエストエンドのチャリングクロス劇場で上演されました。日本では2023年に宝塚版が上演され、大きな話題を呼びました。

キャスト紹介

小瀧望

今回の主演には、アイドルグループ・WEST.のメンバーである小瀧望が選ばれました。小瀧は2021年に舞台『エレファント・マン』での演技が評価され、第28回読売演劇大賞の杉村春子賞を受賞しており、今回の死神/サーキ役に挑戦します。

ヒロイン：グラツィア

ヒロインのグラツィアは、ドラマやCMなど多くの映像作品に出演している山下リオと、宝塚歌劇団月組トップ娘役を務めた後、大学院に進学し、退団後初の舞台出演となる美園さくらがWキャストで演じます。

その他のキャスト

その他の役には、エリック役に東啓介、コラード役に内藤大希、アリス役に皆本麻帆、デイジー役に斎藤瑠希、ヴィットリオ役に宮川浩、ステファニー役に月影瞳、ダリオ役に田山涼成、エヴァンジェリーナ役に木野花と実力派の俳優が名を連ねています。演出は宝塚歌劇団の生田大和が宝塚版に引き続き務めます。

公演情報

東京公演は東急シアターオーブにて2024年9月28日から10月20日まで上演され、大阪公演は梅田芸術劇場メインホールにて2024年11月5日から11月16日まで行われます。

演出: 生田大和（宝塚歌劇団）コメント

生田大和氏は、人生の意味を死神の視点から問いかけるこのミュージカルについて、「明日が来なくても、愛は消えない」というテーマを掲げています。この作品を愛するクリエイターや俳優たちと共に創り上げることに喜びと幸せを感じていると述べています。特に、小瀧望が演じる死神/サーキ役に期待しており、彼と共に新たな化学反応を生み出すことを楽しみにしています。

小瀧望コメント

小瀧望は、自分が死神という人間ではない役を演じることに対して驚きと興奮を感じています。また、この作品のリメイク版映画が元々好きで、ブラッド・ピットが演じた役に挑むことに大きなプレッシャーを感じつつも、挑戦することに大きな意欲を持っています。この難しい役どころを手探りで進めていくことに大きな楽しみを感じており、役者としての醍醐味を感じていると述べています。

編集部MEMO: ミュージカル『DEATH TAKES A HOLIDAY』あらすじ

ミュージカル『DEATH TAKES A HOLIDAY』の物語は、第一次世界大戦の悪夢から覚め、「狂乱の」1920年代が始まったばかりの頃に設定されています。イタリア北部の山道を車で走るランベルティ公爵一家の物語を中心に展開されます。公爵の一人娘グラツィアの婚約を祝った帰り道で、一家を乗せた車が悲劇に見舞われます。グラツィアは大事故に遭いながらも無傷で、その後死神が公爵家を訪れるという展開です。死神が休暇を取るために公爵一家と共に過ごすことになり、物語は進んでいきます。