村上春樹「素敵な俳優で、僕は個人的にこの人が大好きです」メグ・ライアンとも共演したお気に入りの俳優とは? のポイントをまとめてみた

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村上春樹が語る歌う映画スターたち:ケヴィン・スペイシーとケヴィン・クライン

作家の村上春樹さんがディスクジョッキーを務めるTOKYO FMのラジオ番組「村上RADIO」。毎月最終日曜日の19:00から55分間放送されるこの番組で、6月30日の「村上RADIO~歌う映画スターたち~」というテーマで放送が行われました。この放送では、村上春樹さんが所有する秘蔵の音源から、驚きの歌唱シーンを紹介するという内容でした。この記事ではその放送の中でも、中盤に紹介された2曲について語られた部分をピックアップして紹介します。

もくじ

ケヴィン・スペイシー「Mack the Knife」

ケヴィン・スペイシーと言えば、味のある役者であり、特にひねった役を巧みにこなすことで知られています。例えば映画「セブン」で連続殺人犯を演じた彼の演技は本当に不気味でした。個人的には非常に才能ある俳優ですが、複数の男性に対するセクハラ事件に巻き込まれ、裁判では無罪とされたものの、現在も映画界からはほとんど締め出されている状態です。このことに関して村上さんも、「どうしようか迷ったけれど、音楽に罪はない」という理由で放送を決定したとのことです。

ケヴィン・スペイシーは多才な人物で、2004年のボビー・ダーリンの伝記映画『Beyond the Sea(ビヨンド・ザ・シー ~夢見るように歌えば~)』では監督、主演、制作、脚本の四役をこなし、さらに全ての歌を自身で歌うという驚異的な業績を挙げました。その歌唱力たるや、ボビー・ダーリンにそっくりで、非常に素晴らしいものでした。

この放送で紹介された「Mack the Knife」は、その映画のハイライトシーンの一つで、ケヴィン・スペイシーが見事に歌いこなしています。この難易度の高い曲を彼が楽々と歌い上げる様子は、一聴の価値があります。

ケヴィン・クライン「La Mer」

次に紹介されたのはケヴィン・クライン。彼はケヴィン・スペイシーとは異なる、飄々とした独特の魅力を持った俳優です。個人的に村上春樹さんもこの俳優をとても気に入っているそうです。

特に映画『フレンチ・キス』では、メグ・ライアンとのコンビネーションが絶妙で、大笑いしてしまうシーンが満載です。ケヴィン・クラインが演じる変なフランス人のキャラクターは、フランス語なまりの英語が本当に絶妙です。そのキャラクターにぴったりのケヴィン・クラインが、今度はフランス語で「ラ・メール」を歌います。

『フレンチ・キス』の終盤、ケヴィン・クライン演じるキャラクターとメグ・ライアンが結ばれ、暗い寝室の中でケヴィン・クラインが「ラ・メール」を鼻歌で歌うシーンは非常に洒落ています。シャルル・トレネが作曲したこのシャンソンの名曲に対し、メグ・ライアンのキャラクターは「それって、ボビー・ダーリンの歌じゃん」と言い張り、ちょっとした口論になるという場面が特に印象的です。このシーンがとてもおしゃれで素敵だと村上さんも絶賛しています。

番組概要

番組名

村上RADIO~歌う映画スターたち~

放送日時

2024年6月30日(日)19:00~19:55

パーソナリティ

村上春樹

番組Webサイト

村上RADIO公式サイト

村上春樹さんが語る「歌う映画スターたち」のエピソードは、意外な一面を覗かせる名優たちの歌声とそれぞれのバックグラウンドを知ることができる貴重な時間です。ケヴィン・スペイシーとケヴィン・クラインという二人の名優が見せる、役者としての顔とは一味違う歌手としての一面を楽しむことができるこの特集は、映画ファンはもちろんのこと、音楽ファンにも必聴の内容となっています。ぜひ、次回の放送もお見逃しなく。

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