アメリカ出身音楽博士が“2024年上半期の注目曲”に選んだ楽曲とは？「また黄金時代が来たかもしれない！」のポイントをまとめてみた

2024年7月26日

アメリカ出身音楽博士が選ぶ2024年上半期の注目曲！「また黄金時代が来たかもしれない！」

TOKYO FMのラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。（ダレハナ）」は、毎週月曜から木曜の13:00～14:55に放送されています。この番組の司会を務める山崎怜奈（れなち）は、7月22日（月）の放送で、アメリカ出身の音楽博士であるドクターキャピタルさんをリモートゲストとして迎えました。今回は、2024年上半期の注目曲と“青”にまつわる昭和の名曲を紹介していただきました。

J-POPの黄金期が到来!?

これまで「ダレハナ」で数多くのヒット曲の解説をしてきたドクターキャピタルさんに、今回は2024年上半期のJ-POPについて振り返っていただきました。

その中でキャピタルさんが「面白いと感じた楽曲」として挙げたのは、藤井風さんの「満ちてゆく」でした。「風さんは豪華なアレンジの素晴らしい曲をたくさん出していますが、この曲はあえて最初の2分間、ピアノとボーカルだけで進行します。これは2024年にしては非常に珍しいことで、とても美しい。また、歌う直前のコード進行が非常にきれいです」と彼は評価しました。

さらには、Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」もピックアップ。「以前のダレハナでもこの曲の解説を行いましたが、すごく衝撃的で興味深い楽曲です。あれほど多様な歌い方をする曲は他にないと思います」と彼は絶賛しました。

キャピタルさんは、改めて2024年上半期にリリースされた楽曲を振り返り、「また黄金時代が来たかもしれない」とコメント。「J-POPは（スタイルの）全然違う曲がチャートに上がっており、非常に幅広く、新しい試みがたくさん行われている。これは本当に素晴らしいことだ」とJ-POPへの期待を語りました。

冒頭から“青尽くし”の昭和の名曲

TOKYO FMでは、7月22日（月）から8月16日（金）までの期間、酷暑の夏に爽やかな音楽の涼風を届けるために、“青”を感じるサマーソングを平日のワイドプログラムで紹介するサマーキャンペーン「BLUE VACATION」を開催中です。

そこでキャピタルさんは“昭和ブルーの名曲”として、1982年にリリースされた杏里さんの「思いきりアメリカン」を選曲。「この曲の歌い出しほど、ブルーの曲は他に存在しません！」と断言します。

冒頭の歌詞「窓をあければサンタモニカの海軽くはおるパーカーはマリン・ブルー」から、明確に青さが感じ取れます。窓を開けたときの空やサンタモニカの海、そして洋服はマリン・ブルーとまさに“青尽くし”の表現です。さらに、曲が進むと“エア・メール”という歌詞が登場し、「当時も今も、エア・メールを送るときにはブルーのシールを貼ります。だから、これほどブルーの歌詞はない」とキャピタルさんは語りました。

＜番組概要＞