エルフ赤面で失禁、KADOKAWAマンガ販促POPに批判→編集部謝罪 「書店での掲示には適さない内容」で撤去へ: J-CAST ニュースのポイントをまとめてみた

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KADOKAWAの月刊漫画誌「コミックキューン」の公式Xは2024年7月30日、連載作品「エルフ先生のトイレはどこですか?」の書店店頭用掲示物を撤去する手配を進めていると発表しました。書店での掲示が適さないと判断されたための対応で、失禁を示すイラストが含まれていたためSNSで批判が広がりました。漫画は特殊な設定のエルフが主人公のファンタジーコメディで、単行本1巻のプロモーション掲示物が批判を受け、公式Xは謝罪し削除しました。

KADOKAWA漫画誌「コミックキューン」のプロモーション問題とその影響

もくじ

問題の発生

KADOKAWAの月刊漫画誌「コミックキューン」が2024年7月30日に、連載作品「エルフ先生のトイレはどこですか?」の単行本発売時に書店で展開した「店頭用掲示物」を撤去する手配を進めていることが、公式のX(旧Twitter)で発表されました。この掲示物は、失禁のイラストが描かれていることから、書店での掲示には適さないとの指摘を受けたためです。

掲示物の内容と反響

漫画家・中嶋ちずなさんが手がける「エルフ先生のトイレはどこですか?」は、草花が咲く森でしか尿を排泄できないエルフ(主人公)が教育実習生として異世界からやってくるという設定のファンタジーコメディ作品です。2024年7月26日に単行本1巻が発売され、書店用のプロモーション用ディスプレイが展開されました。

このディスプレイは仕掛け絵本のように、一部を引っ張ると2種のイラストが切り替わる仕様になっており、具体的には、主人公がトイレの前で尿意をこらえた後、赤面しながら股を広げて失禁する場面が描かれていました。また、水しぶきのイラストが手前に飛び出すようなデザインも採用されていました。

中嶋さんもこの掲示物について、「もう遊んでくれましたか?」「僕のアイデアではありません コミックキューンの本気です」と動画と共にXで紹介しました。しかし、投稿を受けてX上では「これをゾーニングなしで設置するのは、一上場企業として倫理観が欠如している」「本屋に安心して子供を連れて行けなくなってきている」などと批判が巻き起こりました。

ゾーニングの問題と対応

この掲示物の問題を受けて、「ゾーニング」(区域分け)の是非が問われ、設置する書店やコーナーを限定すべきではないかとの指摘が出ました。騒ぎが広がる中、「コミックキューン編集部」公式Xは、掲示物を宣伝した投稿を7月29日までに削除し、7月30日にはメッセージ画像で謝罪文を投稿しました。

謝罪とその後の対応

「コミックキューン編集部」は公式Xで、「不適切な内容であったことについて心よりお詫び申し上げます。今後はこのようなことが発生しないよう、慎重に対応して参ります」と投稿。また、各書店に掲示物の撤去を依頼し、関係者や読者に対して謝罪の意を示しました。

まとめ

この一件は、プロモーション活動がどのように受け取られるかについて重要な教訓を提供しました。特に書店や公共の場所での掲示物に関しては、倫理的観点やゾーニングの考慮が不可欠であることが再確認されました。今後、「コミックキューン」の編集部はこの経験を生かして、更に慎重なプロモーション活動を展開することが求められます。

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