引用元のJ-cast様はこちらから
2024年8月22日未明、Xで「柔道削除」がトレンド入りし、ユーザー間で混乱が広がりました。多くの人がパリ五輪での柔道競技に関連するトラブルから削除されたと思い込んでいたのです。パリ五輪では不可解な判定やルーレット抽選の是非などが話題となり、「柔道削除」という言葉を見て五輪競技から除外されたと考えたユーザーが多くいました。しかし、このワードは実際には対戦型格闘ゲーム「ストリートファイター6」に関するもので、フランスのeスポーツメディアのインフルエンサーが投稿した動画が発端でした。
2024年8月22日のトレンド「柔道削除」にユーザーが混乱
2024年8月22日の未明から午前にかけて、X(旧Twitter)では「柔道削除」という奇妙なワードがトレンド入りしました。このワードは一見、オリンピック競技に関連するもののように見え、多くのユーザーが困惑しました。
「柔道削除」に端を発する混乱
Xでトレンドに上がった「柔道削除」というワードは、一見すると柔道に関連する何か重大な出来事が起きたかのように見えます。特に、12日に閉幕したパリ五輪の影響もあり、柔道の競技そのものに対する大きな変更や問題が発生したのではないかと多くのユーザーが推測しました。
パリ五輪では、日本代表の活躍が多くの注目を集めた一方で、一部の階級での「不可解な判定」や混合団体決勝におけるルーレット抽選の適正性が議論の的となっていました。こうした背景もあり、「柔道削除」というワードを見たユーザーの中には、「パリ五輪での酷さから削除されたのかと思った」「審判の問題で競技そのものがロス五輪から削除されるのかと心配した」といった意見が多く上がりました。
実は「ストリートファイター6」の話題だった
この「柔道削除」に関する騒ぎの真相は、実は全く異なるものでした。それは、対戦型格闘ゲーム「ストリートファイター6」に関連した問題でした。このゲームでは、「柔道」というキャラクターや技が削除されることが話題になっていたのです。
その発端は、フランスやアジアを中心に活動するeスポーツメディア「France Esports」のインフルエンサーであり、eスポーツプレイヤーエージェントでもある「ジョー・ヒガシ」さんが投稿した動画からでした。この動画がきっかけとなり、「柔道削除」というワードがトレンド入りし、多くのユーザーが勘違いする事態となったのです。
誤解が招いた一時的な混乱
この事例からも分かるように、SNS上でトレンド入りするワードやハッシュタグは、時として誤解や混乱を招くことがあります。特に、多くの人々が関心を寄せるイベントや競技に関連する場合、その影響はさらに大きくなります。ユーザーは、SNSでの情報に対して慎重に対応し、必要に応じて信頼できる情報源からの確認をすることが求められます。
今回の「柔道削除」のケースは、誤解から生じた一時的な混乱でしたが、こうした経験を通じて、SNS上での情報リテラシーの重要性を再認識することができます。