茂木健一郎「無理をしないこと。コツコツ努力をしていると…」仕事に悩む相談者に脳科学の視点でアドバイスのポイントをまとめてみた

2024年12月7日

茂木健一郎が語る、転職のコツと自然体での生き方

はじめに

脳科学者の茂木健一郎がパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「Dream HEART」は、日本や世界で活躍しているゲストたちの“挑戦”に迫る内容です。また、そのスピンオフ番組として「茂木健一郎のポジティブ脳教室」が音声配信プラットフォーム「AuDee（オーディー）」で配信されています。この番組では、リスナーから寄せられたお悩みに茂木が脳科学的視点から答えて、ポジティブな考え方を伝授しています。今回のテーマは「転職」に関するものです。

リスナーの相談

あるリスナーから次のような相談が寄せられました。「茂木さんが現在の仕事に就いたきっかけは何でしたか？私は数回転職していますが、なかなか長続きしません。転職を成功させるコツがあれば教えてください。」

茂木健一郎からのアドバイス

茂木は様々な職場での経験について、最後にたどり着いた場所で充実した時間を過ごしていると話します。

まず、茂木は「無理をしない」ことが大切だと強調します。日本の社会ではかつて終身雇用が理想とされていましたが、現在では転職がむしろ肯定的に評価されるようになってきています。茂木自身も、科学や法律、物理を経て脳科学の世界へと転職を繰り返してきたと語ります。

繋がりを活かすこと

また、ネットワークサイエンスの「弱い絆の強さ」理論にも触れています。新しいチャンスというものは、普段あまり関わりがない人々との繋がりからもたらされることが多いといいます。日常の中で知り合いの知り合いといった関係を大切にすると、思わぬ所から仕事の機会が舞い込んでくるかもしれません。

自然体で生きることの大切さ

最終的には、自然体で生きることがポジティブなライフスタイルの基本だと述べています。「ポジティブ」と聞くと熱血や意識の高まりをイメージしがちですが、脳科学的に言えば自然体でいることが重要です。無理せず日々の仕事や生活を楽しむことが何よりも大事であり、その結果として自分にぴったりな仕事に出会える可能性があると示唆しています。