『ABEMA スポーツタイム』佐々木朗希特集
ABEMAの新感覚スポーツ番組『ABEMA スポーツタイム』が、毎週日曜日の22:00から配信されている。この番組は「スポーツの熱狂を先取りする」をテーマに、多彩なスポーツ情報を視聴者に届けています。2024年シーズンからは、メジャーリーグベースボールの公式戦324試合が「ABEMA」にて生中継される予定で、その他にもプレミアリーグやブンデスリーガなど、注目の試合を取り上げています。
26日の放送では、ロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結んだ佐々木朗希選手にスポットを当てました。ゲストには、千葉ロッテマリーンズの前監督であり、2019年のドラフトで4球団競合の末に佐々木選手を引き当てた井口資仁氏を招き、佐々木選手の今後の展望について語りました。
ドジャースの先発ローテーションへの期待
今季のドジャースの先発陣は、エース級の投手が揃っており「MLB史上最高の先発ローテーション」と評されています。この中で佐々木選手がどのように活躍するかが期待されるポイントです。井口氏は「層が厚いチームなので、無理に佐々木を投げさせる必要はない」とし、じっくり成長していくことを促しました。
さらに、佐々木選手が先発ローテーションの一角を担うことで、大谷翔平選手の復帰に伴う役割についても意見を述べました。「大谷選手が5月くらいまでは投手として復帰しないと思うので、その間に佐々木選手がポジションを確保できれば良い」と語り、大谷選手との中6日でのローテーションが理想的だと指摘しました。
佐々木朗希選手の育成計画と課題
番組では佐々木選手のこれまでの成績についても触れ、プロ5年間で一度もNPBの規定投球回に到達していない点を問題視しました。井口氏は「ロッテが入団直後から5年間の育成計画を立てていたため、計画通り」としつつも、「もう少し投げて欲しいという気持ちはあった」と本音を明かしました。
さらに、「夏場にマメができる傾向があったので、今後MLBの環境でどのように対応していくかが課題になるだろう」と指摘。ドジャースが日本での投球回数を考慮していることを考え、今季は120イニング程度に抑えられる可能性を示唆しつつ、「いずれは150イニングぐらい投げてほしい」とエールを送りました。
このように、佐々木朗希選手の今後のMLBでの活躍に期待を寄せるとともに、様々な課題についても真摯に取り組んでいく様子が伺える内容となっていました。
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