マユリカ、再びM-1ファイナリストへの道
幼なじみの絆が生む独特のトーク
『M-1グランプリ2024』で敗者復活戦を勝ち抜き、2年連続2回目のファイナリストとなったお笑いコンビ・マユリカ。その快挙の裏には、彼らの独自のトークスタイルと、ユニークな関係性があると言われています。特に注目を集めているのが、彼らが2021年7月より配信しているラジオ関西Podcast『マユリカのうなげろりん!!』です。このラジオ番組は、3歳からの幼なじみである阪本と中谷が繰り広げるキモいけどクセになるフリートークが魅力。2月16日には東京・有楽町よみうりホールで「マユリカのうなげろりん!! presents『部屋と捨て猫とさゆり~赤いランプが光ったら警備員出動の合図やからねぇ~』」と題したイベントが開催され、ファンにとっても待望のひとときとなるでしょう。
フリートークスタイルの独自性
阪本の視点から
阪本によれば、彼らの30分間に及ぶフリートークという形式は、他ではあまり見られない独自の文化だと感じています。一般的には、最初の10分程度をオープニングトークとして、リスナーからのメッセージを読む時間やコーナーが設けられるのが通常ですが、マユリカはそのスタイルにこだわらず、自由なトークを展開しているのです。
中谷の視点から
中谷もまた、彼らのトークスタイルが幼なじみという特別な関係性から生まれるものであると考えています。大人になってから組まれたコンビでは、どうしてもエピソードを強調したトークに偏りがちですが、彼らのトークには、そのような制約はありません。
年月とともに変化する絆
東京進出後の変化
14年という歳月を経て、彼らの関係性にも変化が表れています。中谷は、大阪にいた頃は家も近所で、暇なときはよく二人で散歩したものですが、東京に来てからは物理的な距離もあり、そうした機会が減ったと言います。阪本もまた、大阪時代には自分たちの時間が多く、毎日のように顔を合わせてフリートークを交わしていた日々が懐かしいと語ります。
「うなげろりん!!」での大切な時間
阪本の思い
「うなげろりん!!」は、そんな彼らが今、大切にしている場所です。阪本にとっては、大阪での自由奔放な時間を思い出させる貴重な時間。中谷とのトークは、二人が本当に楽しむための時間であり、それがリスナーにも伝わっているのかもしれません。
中谷の思い
一方、中谷も、二人が抱える仕事の忙しさに感謝しつつ、その忙しさがなくなることで「どうなるかわからない」という葛藤を持ちながらも、二人での時間を大切にしています。彼にとって、阪本と過ごす時間は、純粋に楽しいものであり、彼自身の原動力となっているのです。
結成当初から変わらぬ「楽しさ」の追求
阪本の姿勢
阪本にとって、昔から欲はなく、ただ楽しい時間を追求しているだけ。ラジオの存続をかけたビキニ写真集ですら、遊び感覚で取り組んでいたと振り返ります。この「楽しさ」が、二人を支える原動力になっているのです。
中谷の姿勢
中谷もまた、阪本に誘われて芸人の道を選んだとき、深く考えずに「楽しそうだから」「テレビに出られるかも」といった軽い気持ちからスタートしています。それが今、偶然にも形になり、彼らは多くのファンに支持される存在となったのです。
こうしてマユリカは、幼なじみという特別な関係性を活かし、独自のトークスタイルでリスナーを魅了し続けています。今後の彼らの活躍にも、大いに期待が寄せられることでしょう。