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人気のお菓子「きのこの山」「たけのこの里」が「チョコレート菓子」から「準チョコレート菓子」に変更され、ネット上で話題になっています。カカオ豆の価格高騰が原因で、明治は内容量減を発表しましたが、準チョコへの変更については公表していませんでした。この変更については、品質低下との批判や価格改定への理解といった様々な意見がありますが、企業の努力を評価する声もあります。「チョコ」と「準チョコ」はカカオ分の割合で区別されます。
人気お菓子「きのこの山」「たけのこの里」の変化が話題に
「きのこの山」と「たけのこの里」という日本で人気のあるチョコレート菓子が、実は「準チョコレート菓子」に変わっていることがネット上で大きく話題になっています。その理由と背景について詳しく見ていきましょう。
「チョコレート」から「準チョコレート菓子」へ表記変更
この変化は、商品が「チョコレート」から「準チョコレート菓子」に分類されるようになったことに起因しています。これは、含まれるカカオ分の割合によって決まるもので、明治(東京都中央区)はこのパッケージ表示の変更を公式には発表していませんでした。具体的には、カカオ分が全重量の15%以上のものが「準チョコレート」とされ、35%以上が「チョコレート」となり、チョコレートの生地が全重量の60%未満の場合にはそれに「菓子」が付くという規定になっています。
「実質サイレント値上げ」の声
バレンタインデーが近づく中で、チョコレートをめぐる事情が変化しています。原材料のカカオ豆の価格が高騰し、それに伴いチョコレートの値段も上昇しています。その結果、クッキーと組み合わせた商品などが今のチョコレート市場で人気を集めています。
1月28日頃、「きのこの山」と「たけのこの里」が「準チョコレート菓子」になっているとの報告がSNS上で始まり、2月2日にはネット掲示板やまとめサイト方面でその話題が広がりました。これが公表されると、「品質も下がっちゃうのか…」「実質サイレント値上げ」といった声が上がり、中には「気づくか気づかない程度の差しかないのは企業努力を感じる」ととらえる意見も見受けられました。
明治の対応と顧客の反応
カカオ豆の高騰を背景に、明治は1月17日、公式サイトにて「きのこの山」「たけのこの里」の内容量を5月20日から1割ほど減らすと発表しましたが、この時点で準チョコへの変更については触れていませんでした。
ネット上では、準チョコレート菓子への移行について「しれっとカカオ減らした」と批判する声もありますが、一方で「企業の努力が感じられる」と理解を示す声もあります。
結論
人気商品の「きのこの山」「たけのこの里」が「準チョコレート菓子」として新たな一歩を踏み出した背景には、原材料価格の変動という現実があります。消費者の好みやコストのバランスをとり、どのように商品を提供するかは企業の大きな課題です。明治がどのような方針でこの変化に対処していくのか、今後の動向にも注目が集まっています。