引用元のJ-cast様はこちらから
退職代行サービス「退職代行モームリ」を運営するアルバトロスが、2025年2月に同サービスを多く利用した企業ランキングを発表しました。この調査は全国の2万6952人を対象に、2022年3月から2025年1月まで行われました。調査の結果、全体の約10%となる2667社が複数回利用しており、最も利用されたのは人材派遣会社でした。上位10社は大企業が多く、「本社の方針が現場に届いていない」ことが離職の一因とされています。また、特に人材派遣業界では、労働環境や退職時の引き止めが問題であると指摘され、制度の見直しが求められています。
退職代行サービスの利用動向―ランキング発表
退職代行サービス「退職代行モームリ」を運営するアルバトロス(東京都港区)は、2025年2月18日に、同サービスを多く利用している企業のランキングを発表しました。これにより、企業ごとの利用傾向や退職理由に関する新たな洞察が得られました。
調査概要と企業利用動向
今回発表されたデータは、2022年3月15日から2025年1月31日までの約3年間にわたり、「退職代行モームリ」を利用した全国の任意男女2万6952人を対象にしたアンケート調査に基づいています。
調査によると、この期間において2667社(調査対象社全体の約9.8%)が該当サービスを複数回利用しています。具体的には、1692社が2回、472社が3回、184社が4回、そして24回以上利用したのは40社に達しました。
業種別ランキングと結果
データによると、「人材派遣会社」が最も多く利用されており、その利用回数は発表時点で103回(後に104回に増加)に達しました。2位には「コンビニチェーン」(65回)、3位には「運送会社」(57回)、4位には「自動車販売会社」(49回)が続きます。
1位から5位には大企業が名を連ねており、従業員数が1500人を超えていることも特徴です。同社によると、従業員数が多いことがある程度影響している一方で、「本社の方針や管理が十分に現場に届いていない」という背景も指摘されています。このような状況が、従業員の退職を促進していると見られます。
人材派遣業界の特性と課題
ランキング上位40社のうち、人材派遣業は半数以上を占めています。特に派遣社員の9割が「労働環境や人間関係」「退職時の強引な引き止め」を理由に退職しています。
専門家の見解では、以下のように指摘されています。
「雇用元と就業先が異なるため、労働環境の実態の把握が難しい点や、企業同士の派遣契約もあるため退職の強引な引き止めが起きやすい環境も要因の一つだと考えます。派遣会社というシステム上、高い離職率が問題視される中で、今回のデータを基に制度の見直しや環境改善に動かなければならない段階に来ています。」
この見解からもわかるように、派遣社員に対する働きやすい環境づくりが急務とされています。
まとめと今後の課題
「退職代行モームリ」が公開したこのデータは、企業文化や管理体制の改善の必要性を浮き彫りにしています。特に従業員の多い大企業では、労働環境の把握が難しい場合があり、現場と本社間のコミュニケーション不足が一因とも言えるでしょう。今後、各企業がこのようなデータを基にして、組織内の働き方や管理体制の改善を進めることが求められるでしょう。
