村上春樹「高校時代、レコードが擦り切れるまで聴き込みました」と語る“一生もの”のレコードとは? のポイントをまとめてみた

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村上春樹が語る「一生もののレコード」

作家であり、音楽愛好家でもある村上春樹さんがディスクジョッキーを務めるTOKYO FMの人気ラジオ番組「村上RADIO」。毎月最終日曜日の夜に放送され、この2月23日(日)は「村上RADIO~村上の一生ものレコード~」シリーズが特集されました。村上さんが「いつまでも聴いていたい」と感じる、大事なレコードを紹介する中盤の2曲に焦点を当ててみました。

もくじ

Stan Getz『In Stockholm』より「Over The Rainbow」

テナー・サックスの巨匠、スタン・ゲッツは多くの名盤を世に送り出してきましたが、その中でも『Stan Getz in Stockholm』はあまり知られていない作品かもしれません。しかし、村上さんはこのアルバムをあえて“一生もの”として選びました。収録曲「Over The Rainbow」は特にお気に入りです。

このレコードは1955年にスウェーデンで録音されたもので、背景のリズムセクションはスウェーデンのミュージシャンで構成されています。この時期、ゲッツは麻薬とアルコールの影響で体調を崩し、ヨーロッパへ逃れていました。感染症にかかり重い肺炎を患った後も、なんとか体調を取り戻し、久しぶりに楽器を手にした彼は、現地でスタジオ入りを果たします。

この作品は決して野心的なものではなく、選曲もスタンダードナンバーが中心です。だが、ゲッツの生まれつきの歌心が穏やかに表現され、彼のファンにとってその点がたまらなく魅力的です。全盛期の熱量は感じられませんが、代わりに彼のアイドルであったレスター・ヤングを思わせる温かみのある演奏が響きます。そのため、村上さんはこのアルバムを特に愛しています。

Elvis Presley『Elvis Presley』より「One Sided Love Affair」

エルヴィス・プレスリーの長いキャリアの中でも、村上さんが選び抜く一枚となると1956年リリースのデビューアルバム『Elvis Presley』になるそうです。RCAから発売されたこのアルバムは、村上さんが高校時代に擦り切れるまで聴いた最初のエルヴィスのレコードです。今回の放送では、新たに買い直したレコードからの音源を聴かせてくれました。

村上さんのお気に入りの曲、「One Sided Love Affair」を紹介します。エルヴィスが20歳になったばかりの頃のボーカルは、とても力強く、そして衝撃的で生々しいものでした。「ブルー・ムーン」も名曲ですが、それは以前に番組で紹介済みとのことで、今回は特にこの曲にスポットライトが当たりました。

番組概要

  • 番組名:村上RADIO~村上の一生ものレコード~
  • 放送日時:2月23日(日)19:00~19:55
  • パーソナリティ:村上春樹
  • 番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/murakamiradio/

村上春樹さんが語る音楽への情熱は、彼の文筆活動と同様に多くの人々に感動を与えています。彼自身の体験や思い入れが詰まったこの番組は、音楽ファンにはたまらないひとときです。次回の放送が待ち遠しいですね。

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