村上春樹が語る「一生ものレコード」と今月の言葉
村上春樹さんがディスクジョッキーを務めるTOKYO FMのラジオ番組「村上RADIO」が毎月最終日曜の夜に放送されています。2月23日(日)の放送では、村上さんが「一生もの」として大切にしている名盤について語りました。この記事では、放送された中の2曲と「今日の言葉」についてご紹介します。
ドアーズ『ソウル・キッチン』の魅力
まず紹介されたのは、ドアーズのデビューアルバム『ザ・ドアーズ』からの1曲、「ソウル・キッチン」です。村上さんは「ストレンジ・デイズ」や「ザ・ドアーズ」からどれを選ぶか迷った末、このアルバムを選びました。「ライト・マイ・ファイア」が収録されたこのアルバムは、彼らの音楽コンセプトがすでにデビュー時から強固に確立されていることを示しています。
「ソウル・キッチン」はジム・モリソンの独特の世界観を反映した曲で、村上さんもその魅力にはすっかり惹かれた様子。オリジナルのモノラル版でじっくりと聴く「ソウル・キッチン」は、緊張感と深みのある一曲です。
ビル・エヴァンズ『インタープレイ』の特別な存在感
次に紹介されたのは、ビル・エヴァンズの『インタープレイ』から「インタープレイ」。1962年にリバーサイド・レコードからリリースされたこのアルバムは、村上さんにとってはビル・エヴァンズの世界に初めて触れた一枚となっています。
一般的にはピアノ・トリオが人気ですが、村上さんはトランペットのフレディ・ハバードやギターのジム・ホールが参加するこのユニークなクインテット編成を好んでいます。どこか心地良いサウンドの中で、エヴァンズのリリカルなピアノが響き、村上さんにとっての原点とも言えるアルバムです。
クロージングを飾るポール・デズモンド「ロマンス・デ・アモール」
放送のクロージングでは、アルトサックス奏者ポール・デズモンドによる「ロマンス・デ・アモール」が流れました。この曲は「禁じられた遊び」のテーマとしても知られ、静かに番組の終わりを告げます。
村上さんは今回の「村上の一生ものレコード」特集がとても楽しかったと語り、多くのアナログレコードをかけたことに満足していました。再び続編をやりたいと希望を述べていましたので、また新たな名盤に出会える日が楽しみです。
今月の言葉「筋肉と贅肉の真実」
今回の放送では、村上さんが以前通っていたスポーツジムの壁に貼られていた格言が紹介されました。それは「筋肉はつきにくく、落ちやすい。贅肉はつきやすく、落ちにくい」というもの。多くのリスナーも共感したこの言葉は、まさに真実を突いています。一度ついてしまった贅肉を落とすのは大変だと感じる方も多いでしょう。
村上さんはまた、「熊の宴会」という自身が作った言葉にも触れました。日々のダイエット努力が一瞬にして台無しになるような暴飲暴食のことを指し、その怖さについて語っています。日常の中で思い当たる節があるという方も多いのではないでしょうか。
来月の放送も楽しみにしていてください。
番組詳細
- 番組名: 村上RADIO~村上の一生ものレコード~
- 放送日時: 2月23日(日)19:00~19:55
- パーソナリティ: 村上春樹
- 番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/murakamiradio/
また次回の放送でお会いしましょう。
