ピエール瀧が語る「僕の人生を変えたイントロ」
TOKYO FMで放送中のラジオ番組「THE TRAD」は、毎週月曜から木曜の午後3時から4時50分まで放送されている、生放送のラジオ番組です。音楽の本質を追求し、流行に影響されない上質な音楽を提供しています。月曜と火曜のパーソナリティは稲垣吾郎さんと山本里菜さん、水曜と木曜はハマ・オカモトさん(OKAMOTO’S)と中川絵美里さんが担当しています。今回は、石野卓球さんとのユニット「電気グルーヴ」からピエール瀧さんがゲストとして登場し、彼の音楽人生を変えたイギリスのロックバンドNew Orderの楽曲について語ってくれました。
人生のイントロにもなった曲
山本:この番組では、「THE TRAD ミュージックアワード~あなたが贈る勝手にベスト〇〇賞」という企画で、リスナーの皆さんから表彰したいほど心に残った曲をリクエストで寄せていただいています。今回、瀧さんにも選んでいただきたいのですが、どんな部門でいきましょうか?
ピエール瀧:そうですね、「スーパーイントロ賞」にしましょうか。この曲のイントロは非常にインパクトがあって、僕の人生にとっても特別なイントロでした。
山本:その「スーパーイントロ賞」を受賞したのはどなたでしょう?
ピエール瀧:受賞者はNew Orderです。「Blue Monday」のイントロで聴こえる16分音符のキック音は当時としては斬新で、僕がそれまで聴いたことのないものでした。
学生時代、初めて石野卓球くんの家を訪れたとき、彼が最初に「これを聴け」と教えてくれた曲がこの「Blue Monday」でした。YMOやクラフトワークを聴いていた僕には、非常にモダンで攻撃的に感じられ、一瞬でその虜になりました。それ以降、卓球くんの家へ頻繁に通うようになり、この楽曲をきっかけに様々な音楽を掘り下げる旅が始まりました。そして、それが結果的に「電気グルーヴ」へと繋がっていったのです。このイントロは、まさに僕の人生を変えた瞬間でした。
稲垣:まさに音楽人生の出発点ですね。
山本:そのNew Orderの来日公演に、電気グルーヴが出演されますね。
ピエール瀧:大阪公演と東京公演があるのですが、私たち電気グルーヴは東京公演のオープニングアクトを担当します。
番組で紹介した「Fallin’ Down(Other Two Groove Mix)」という曲も、New Orderのスティーブン・モリスとジリアン・ギルバートがリミックスしてくれた楽曲です。
稲垣:それは親しい関係なんですね。
ピエール瀧:まさにその通りです。16歳の夏にこの曲に出会って、現在、彼らと共にライブをできるというのは非常に感慨深いです。
山本:本当に感動的ですね!
番組内では、稲垣さんとの共演エピソードも語られ、終始賑やかな放送となりました。
番組概要
- 番組名:THE TRAD
- 放送日時:月曜~木曜 15:00~16:50
- パーソナリティ:月・火 担当:稲垣吾郎、山本里菜/水・木 担当:ハマ・オカモト、 中川絵美里
- 番組Webサイト:THE TRAD公式サイト