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マンションの掲示板には、バルコニーや共用廊下での喫煙が近隣に迷惑をかけるため、喫煙を控えるよう呼びかける注意書きが掲示されている。国土交通省の調査では、マンショントラブルは「生活騒音」「無断駐車」「ペット」の三大問題が多く、特に「生活音」が大きな割合を占めている。さらに、調査によれば共用スペースでのトラブルとして最多は「私物が置かれている」で、続いて騒音や喫煙が問題とされる。共用部分は緊急時の避難経路であり、私物放置は禁止されているが、騒音や子供の遊びに関しては個々の許容度に左右されるため、対応が難しい。
マンションの共用部分の喫煙問題
私の住むマンションでは最近、掲示板に「喫煙」に関する注意書きが掲示されました。バルコニーや共用廊下での喫煙が問題となり、上階や近隣の住人に迷惑をかけているとのことです。このような共用部分でのトラブルは少なくありません。共用部分は全住人が利用する場所であり、快適な生活を送るためには皆がマナーを守る必要があります。そこで、守るべきマナーとトラブル対処法について紹介します。
マンションで最も多いトラブルは「私物の放置」
国土交通省の2023年度マンション総合調査によると、三大トラブルとして「生活騒音」「無断駐車」「ペット」が挙げられています。具体的には、最多が「生活音」43.6%、続いて「違法駐車」18.2%、「ペット飼育」14.2%となっています。また、「共用廊下等への私物の放置」が13.9%、「バルコニーの使用方法」も11.9%と報告されています。どちらも共用部分での問題であり、緊急時の避難経路を妨げる要素となるため注意が必要です。
意識調査:住民が感じる共用部分のトラブル
2024年末、不動産会社AlbaLinkが実施した270名のマンション住民を対象とする調査によると、最も多かったトラブルは「私物が置かれている」21.9%でした。次に多かったのは(2)騒音がひどい21.1%、(3)子どもが遊ぶ17.4%、(4)喫煙する14.1%、(5)ゴミのポイ捨て9.6%、(6)ゴミ出しルールを守らない7.8%、(7)無断駐車する4.8%の順でした。
私物の放置問題とその背景
特に「私物の放置」については、子育て世代が多いマンションではベビーカーや自転車、遊び道具が玄関前に置かれることが多いです。しかし、廊下や階段は非常時の避難経路であるため、管理規約で私物の放置は禁止されています。
騒音と子供の遊び:受け止め方の違い
また、「たむろしている学生がうるさい」といった騒音問題や、「子どもが遊ぶ」ことに関する不満もありますが、個々の受け止め方や許容度の違いがあるため、ルール違反として明確に解決を図るのは難しいところです。
マンション住人として、快適な共同生活を送るためには、共用部分でのマナーを守り、不必要なトラブルを避けることが大切です。住人全員が意識を高め、協力し合うことで、住みやすい環境を作っていきましょう。