Mrs. GREEN APPLEが語る! キャパオーバーに苦しむリスナーへのアドバイス
今回は、3人組ロックバンドMrs. GREEN APPLEがパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「SCHOOL OF LOCK! ミセスLOCKS!」で紹介された、高校生リスナーからのメッセージと、それに対するメンバーのアドバイスについてご紹介します。このエピソードは、2023年3月3日(月)に放送され、リスナーの悩みに真摯に向き合うバンドメンバーたちの姿勢が印象的でした。
リスナーからのメッセージ
Mrs. GREEN APPLEのメンバーが回答したのは、ある高校1年生からの切実なメッセージ。このリスナーはバンドを組み、キーボードでアレンジを担当しています。彼は、学校の勉強、ピアノの習い事、アルバイト、そしてバンド活動をすべて同時並行で取り組む中で、頼まれたことをすべて引き受けてしまうことが悩みと述べました。相手を助けたい気持ちからどんな依頼も「いいよ~!」と引き受ける彼ですが、先日、限界を感じる出来事が。締切に間に合わせることができず、バンドに迷惑をかけてしまったというのです。この状況を打開するためのアドバイスを求められました。
ミセスからのアドバイス
メンバーの大森元貴さんは、この悩みに対してまず、「自分の限界を知ることの重要性」を強調しました。人にはそれぞれエネルギーやバイタリティの違いがあるとし、「すべてを完璧にこなす必要はない」とリスナーに伝えました。また、自分が「どれだけできるか」と「どんな人間でありたいか」は別物であり、それを見極めることが大切だと述べました。特に16歳という若い年齢でこのようなことを考え始めるのは良いタイミングだと感じているようです。
藤澤涼架さんは、高校生の自分を振り返りながら「すべてをやりたい」と思う気持ちを共感しつつも、今この段階でキャパオーバーの壁に直面していることは非常に貴重な経験だと話しました。この経験は社会に出た後にも必ず役立つだろうと励ましの言葉を贈りました。
若井滉斗さんは、無理なときには「断ることができる」ことを認識するのが大切だとして、見栄を張らずに自身の限界を受け入れる心の余裕を持つようにアドバイスしました。
メンバーの体験も踏まえて
大森さんは、自身も同じような経験をしてきたと語り、「できたほうがかっこいい」と頑張りすぎると自分を苦しめることになるとアドバイスしました。大切なのは「やりたいこと」と「できること」のバランスを見つけ出すことだと締めくくりました。
この番組では、他にもアイルランド在住のリスナーからのメッセージが紹介されるなど、多くのリスナーがそれぞれの悩みを相談し、真摯に向き合ってもらえる場となっています。
まとめ
Mrs. GREEN APPLEのメンバーたちによるアドバイスは、キャパオーバーに悩むリスナーにとって大きな助けになったことでしょう。彼らの経験から得た知恵は、多くの人が共感できる内容であり、これからも多くの若者に勇気と希望を与えるに違いありません。ぜひこのような貴重な番組を通じて、たくさんの方が自身の悩みと向き合い、より良い道を見つけていってほしいものです。