医療マンガK2グッズ「トリアージ風ふせん」が波紋 企画会社「優先順位付けにお役立て」狙うも…発売中止に: J-CAST ニュースのポイントをまとめてみた

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医療マンガ「K2」の20周年を記念したポップアップショップに関連して、二葉企画が「トリアージ」を題材とする商品を発売予定でしたが、不謹慎との批判を受け、発売中止を発表しました。「トリアージ」とは、災害時に負傷者の治療優先順位を決める行為を指します。中止された商品は「トリアージ風」のふせんメモパッドで、ファンや医療従事者から不適切との声が上がりました。同社は、作品や医療現場を軽んじる意図はなかったと釈明しています。

医療マンガ「K2」20周年記念ポップアップショップでの波紋

医療マンガ「K2」(真船一雄さん、講談社)の連載20周年を祝う期間限定ポップアップショップが東京・浅草で開催される予定です。それに先立ち、ポップアップショップの運営を行う二葉企画が「トリアージ」をテーマにした商品を発表しましたが、その一部商品を巡って批判が巻き起こり、発売中止に追い込まれる事態となりました。

もくじ

トリアージとは?

トリアージとは、災害や緊急時において、限られた医療資源を最も効果的に利用するため、負傷の程度に基づいて患者の治療優先順位を決定する方法を指します。日本赤十字社の公式サイトによると、トリアージには4色のタグ(緑、黄、赤、黒)が用いられ、それぞれ患者の状態や治療の必要度に応じて分類がなされます。

発端となったグッズ

問題の商品は「ふせんメモパッド(トリアージ風)」というもので、トリアージを模したデザインが施されています。緑、黄、赤、黒の4色それぞれに異なるキャラクターが描かれ、中央には「トリアージなさい!」や「K2 おしごとトリアージ」といったメッセージが記載されています。この商品が「トリアージをネタにしている」として多くの批判を浴びることとなりました。

批判の声

発表されたグッズに対しては、以下のような批判が寄せられました。

  • 「トリアージをネタにされるのは不快」
  • 「実際にトリアージが行われる状況の患者や医療従事者の苦しみを軽視している」
  • 「不謹慎すぎる」
  • ファンからも「あの場面をグッズ化するのは読んでいてつらい」「実際にガン闘病中のキャラクターを黒(救命不可能)にするのか」といった意見が見られました。

発売中止と事後対応

これら批判を受けて、二葉企画は「決して作品や医療現場を軽んじる意図はなかった」と釈明し、該当商品の発売中止を決定しました。同社は、発売前に深く考慮すべきだったとし、今後同様の問題が起きないように対応策を検討するとしています。

まとめ

今回の事態は、ポジティブに捉えられる予定のイベントが実際には批判を呼ぶ結果となり、関連する企業やファンコミュニティに波紋を広げました。この出来事を教訓に、多くの人々に影響を与える商品には細心の注意と配慮が必要であることを改めて認識する必要があります。医療や実際の苦しみに直結するテーマを扱う際には、特にその重要性が求められます。

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